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アトピー性皮膚炎と日常生活

アトピー性皮膚炎と日常生活

アトピー性皮膚炎と日常生活

アトピー性皮膚炎は、原因がはっきりしておらず、体質的な要因もあることから、慢性化することが多い病気です。その為、完治を目指す治療ではなく、症状を軽減するための対症療法が原則となり、治療の目的は保湿剤のみでコントロールできることになります。治療の過程では、処方された外用薬だけでなく日常生活でも工夫をすることも大いに役立ちます。特に辛いかゆみをコントロールして、掻き壊しを防ぎ、症状を悪化させないようにすることが大切です。

アトピー性皮膚炎の悪化のサイクル

アトピー性皮膚炎の悪化の原因となっているのはかゆみによる掻き壊しで、掻くと余計にかゆみを感じさらに掻き壊して症状が次第に悪化します。このかゆみを感じるサイクルを「イッチ・スクラッチサイクル」と呼び、悪循環の仕組みを図式化したものです。かゆみがアトピー性皮膚炎の悪化の原因となっているため、このイッチ・スクラッチサイクルをストップすることが重要となります。これをストップするためには、かゆみを軽減させたり、掻かないようにする工夫が必要で、掻かなければ、掻きこわしによる悪化を避けることができます。

アトピー性皮膚炎と日常生活

かゆみコントロール

かゆみがアトピー性皮膚炎の悪化の原因となっているため、このイッチ・スクラッチサイクルをストップすることが重要です。ストップするには、かゆみを軽減させたり、掻かないようにする工夫が必要で、掻かなければ、掻きこわしによる悪化を避けることができます。

 

アトピーのかゆみのメカニズム

かゆみの原因成分

かゆみのメカニズムは、まだ完全に解明されたわけではありませんが、肥満細胞から放出される、ヒスタミンという成分がかゆみに関係していることは分かっています。ヒスタミンは、アレルゲンが体内に侵入した時に、リンパ球から出た抗体が肥満細胞に結合することで遊離します。遊離したヒスタミンが神経と結びつくことで神経は興奮状態となり、これが大脳に伝わってかゆみを感じます。また、アトピー性皮膚炎の肌は極度に乾燥してバリア機能が弱っているため、神経が皮膚表面まで伸びてきます。そのため外部からの刺激が、直接神経を興奮させ、大脳に伝わりかゆみを感じます。同時に、神経の興奮は別の神経にも伝わり、サブスタンスPという神経ペプチドが出され、これも肥満細胞に作用してヒスタミンを遊離します。また、サブスタンスPは表皮内の角化細胞のケラチノサイトにも結合して、炎症性サイトカインを出しますが、このサイトカインも神経を興奮させる物質です。このように様々なルートでかゆみを感じる物質が出るのが特徴です。

掻くと更にかゆくなるしくみ

アトピー性皮膚炎では、かゆいところを掻くと更にかゆみが広がっていく性質を持っています。また、皮膚の乾燥などで皮膚表面のバリア機能が低下している時は、外からの刺激を受けやすいため、正常な皮膚に比べて、かゆみを引き起こしやすくなっています。これは、アレルゲンや刺激となる物質が容易に皮膚内部に侵入してしまうからで、アトピー性皮膚炎のかゆみをコントロールする上で、保湿スキンケアが重要となる理由でもあります。
そして、掻くことでヒスタミンが更に放出されるため、掻けば掻くほど痒くなる・・という悪循環に繋がります。そのため、かゆみを抑制して「掻かない」ことが非常に重要です。

 

アトピーのかゆみ対策

イッチ・スクラッチサイクルを断ち切るためのかゆみコントロールは、かゆみを軽減する、掻きこわしのダメージを軽減する、そして刺激を与えないことが役立ちます。それぞれ生活シーンで下記に注意して生活しましょう。

おふろ ・熱いお湯に入らない
・ゴシゴシこすって洗わない
・風呂上りに湿疹のあるところに冷水をかけて冷やす
・お風呂から出たらスキンケアで保湿する。
日常生活 ・爪は短く切る
・汗はすぐに拭きとる
・天然素材の刺激の少ない衣類を着る
・バランスの取れた食事をする
・髪が皮膚に当たらないように短くするかまとめる
・外用薬を医師の指導通りに塗る
・抗ヒスタミン薬を服用する
・薬を浸透させるために患部に包帯を巻く
睡眠 ・シーツを清潔にする
・ダニ対策をする
・掻きこわし防止用の手袋をする
かゆい時は ・かゆみを感じる部分を冷やす
・かゆみを感じる部分を叩く
・爪楊枝を束ねたもので軽く刺激する
 
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