発熱時のホームケア
発熱に伴う脱水

子供が脱水にかかりやすい理由
子供は体重に占める水分量が大きく、60-80%は水分でできています。皮膚や呼吸によって失われる水分量も多いです。腎臓の働きが未熟であるため、水分を身体に保つ能力も大人より低いことが原因です。赤ちゃんはのどが渇いていることを訴えることが出来ないため、ママやパパは脱水に注意してあげることはとても大切です。発熱時の食事と水分補給
嘔吐下痢等の、その胃腸症状がなければ、通常の食事をしていても問題がありません。 病気の時は、おかゆや体に良いものを食べさせたい気持ちになりがちですが、普段食べ慣れていないものを体調不良の時に食べることはつらいこともあると思います。脂が多いものは控えるなど工夫をすれば、本人が食べたいものを食べさせるとよいでしょう。もちろんおかゆは胃腸に負担はかけずおすすめですが、通常のごはんでもしっかり噛んで食べていれば胃腸への負担は減らせます 水分に関しては、食事が出来ているのであれば、お茶や水を飲む程度でも問題ないです。食事から糖分や塩分の摂取はできています。全く食事が摂れない場合には、糖分や塩分の含んだ飲み物を摂取することで脱水は防げます。アイスは冷たくて、カロリーもあるので病気の時には食べやすくおすすめです。理想は消化に良いものを
理想は消化の良いもので・・・というものの、あくまでも、理想論で、子育てや具合い子供にはうまくいかないことが多いです。 母乳もミルクも薄めずにそのままでOKです。 経口補水液の別名は飲む点滴!食欲が無く、水分も少ししか摂れない場合におススメです。 例えば、経口補水液と同じ量の塩分が摂りたかった場合には、 経口補水液 500ml=味噌汁 1杯(具なし)=梅干し 1個 が同じナトリウムの量の目安です。 カリウムの量=100%オレンジジュース(紙パック)=バナナ 1本 となってます。 経口補水液が飲めない場合にも、他の食材でアレンジすることも可能です! 赤ちゃんには・・・ 常にミルクもしくは母乳で大丈夫です。 離乳食が始まっているお子さんには・・・ 熱のあがりはじめには:麦茶や白湯を人肌程度で 熱のピーク時には:ビタミンやミネラルを意識してピークを過ぎたら:エネルギー源を補給の3段階を意識するとよいでしょう。その他のホームケア
① 熱が上がる時には悪寒といって、ブルブルふるえ、大人もそうですが、子供も赤ちゃんも寒く感じます。体の中心に血液を集めるので、手足が冷たくなる特徴があります。 ⇒このときには身体を冷やさないように注意しましょう。 ② 熱が上がりきった時には、顔が真っ赤、手足も熱い、熱も 39-40℃近く、悪寒も止まっている状態です。汗をかいていることも。 ⇒この時には、本人が嫌がらなければ、冷やしてもよいが、無理に冷やす必要はありません。 あくまでも冷やして本人が気持ちがいいと思うかどうか、で判断してください。 【余談コラム】 20年近く前ですが、子供が熱を出して病院に連れていくと、裸にさせられ、全身を冷やされたことがあります。確かに、あまりにあっためすぎてしまうと、子供は熱を逃がしにくくなってしまうということがあります。ただ、熱=冷やす という認識が強かったからなんですよね。冷やすところは?
あくまでも、ウイルスや細菌との闘いが終わらない限り、熱は下がりません。冷やす目安は本人が気持ちが良いかどうか、がポイントです。 冷やす場合は、太い血管(動脈)が走っている、首、脇、足の付け根部分を冷やすといいです。冷却シートは、冷やす効果は無く、冷たく感じる効果があるものです。 【余談コラム】 冷却シートを使う場合には、結構ずれて、赤ちゃんの鼻や口をふさいでしまうということがあります。使用する際には、十分に気を付けてください。解熱剤は使用する?
☑ ぐったりして眠れないとき ☑ 水分が取れないとき ☑ 頭痛やのどの痛みがあるとき ☑ 40℃以上あるとき などが使用の目安といわれています。 基本的には、【医師の指示通り】にケアしてあげてください!ただ、医師の指示通りとはいうものの、医師も困ったら使ってね!という思いを込めて処方していることが多いこともあります。 例えば、【頓服で 38.5℃以上の時】と記載してあることも多くあります。そういった記載があると、「38.5℃以上の時に使ったら病気が治る」「毎回必ず飲まなければならない」と思われる方もいらっしゃいますが、そこは違います。 先にも記載した通り、熱はウイルスや細菌との闘いが終わらない限り下がりません。また、熱を無理矢理下げることで闘いを長引かせるという文献もあります。あくまでも解熱剤は、脱水にならないように、少しでも飲んだり食べたりすることが出来るように、少しでも楽にして眠れるように、頭痛やのどの痛みなどを楽にできるようにというものです。よって熱に関して言えば、39℃が38℃になるくらいの目安と考えておくとよいでしょう。発熱メカニズム
そもそも体温って何?

平熱って何度?
「平熱」には個人差があり、正常な値が決まっているわけではありません。平均して36.5℃から37.4℃が多いと言われている。 特に新生児の体温は高めになっている傾向があります。発熱の定義は?
医学的には、38.0℃を超える時および、平熱を1℃超える時には発熱と言われています。平熱の測り方
病院等で正確な平熱を測定する際は、体調が良い時かつ安静な状態で、食事前に4回(朝・昼・夕・寝る前)×1週間の測定を行います。 自宅等では、【朝起きた時、夜寝る前】の2回測定し、1週間の平均を測定すると良いでしょう。体温計を選ぶポイント
体温計の種類
①耳式体温計 ②腋窩体温計 ③非接触体温計 ④口腔内直腸体温計 ④は、子供には使用しません。 入院治療が必要な時や、 口腔内はよく基礎体温測定の際に使用するものです。 では、それぞれの体温計のポイントをお伝えします。①耳式体温計の特徴
・測定時間が早い (1~2秒) ・外気温に左右されにくい ・耳垢があるとうまく測れない ・じっとしている必要がある 赤ちゃんが寝ている間も測定しやすい点も便利です。測定時のポイント
鼓膜温を測定するので、鼓膜に耳垢があると正確な値が測れません。②腋窩体温計の特徴
・30秒から2分、非接触や耳式より時間がかかる ・簡単で正確に測れる ・予測式だが高性能のためほぼ正しい値が出る ・心配なら実測ができる 現在は水銀はなくなりました。電子体温計が一般的です。測定時のポイント
・汗をかいている場合は必ず、拭いてから脇のくぼみの中央に斜め下から体温計の先端を当てる ・体温計が体に対して30℃~45℃くらいの角度で入れ。脇をしっかりとじる。 ・予測式体温計は数十秒くらいで電子音でお知らせしてくれるよ。 ・予測式の体温が「本当かなぁ?」と思う時は、そのまま10分くらい脇にそのまま挟んでおくと、再度電子音がなり、正しい値を教えてくれるよ!③非接触体温計の特徴
・測定時間は早い(数秒〜1秒) ・外気温に左右される ・触れずに体温を測ることができて衛生的 非接触体温計は額やこめかみから放出される、赤外線量を測定して体温に換算しています。忙しい朝の時間や多数の子供たちを測る際、毎日の体調管理の目安にはスピーディかつ衛生的に体温測定ができて便利です。 ただし、外気の温度等に影響されやすい点には注意が必要です。真冬や真夏等には外の気温に左右されることも多く、室内でも扇風機やストーブ、カイロ等でも測定温度に影響があるため注意が必要です。測定時のポイント
・しっかりおでこで測る ・汗や髪の毛をどかして! ・測定距離は1~5cm程度(製品による) おでこは、熱や体温変化に敏感に反応するため、血流量が多く体の深部体温(体の中心)を反映します。そのため、髪の毛や汗、化粧品などで測定部位が覆われていると、誤差の原因になる気を付けてください。また製品に定められた測定距離もきちんと守って測定しましょう。体温計を選ぶポイント
体温計の種類によって測り方が異なります。どのように測りたいかで、おすすめする体温計が異なってきます。色々な体温計を試しても良いのですが、自分の平熱を知るためには同じ体温計を続けて使用することが望ましいでしょう。どうして熱が出るの?
①体の中に最近やウイルスなどの異物が侵入すると免疫細胞が働き、脳の視床下部に作るように指令をだします。 ②体温をあげるために、皮膚の血管が収縮したり、悪寒(ブルブル震える)を起こして、熱の放出を少なくします。ほかにも体の中では色々なことが起きています! ③免疫細胞が活発に働いて、細菌やウイルスを弱らせ、体温が上がって高熱が続くと、体力を消耗して脱水などお起こすことがあります。 ④免疫細胞の働きによって、細菌やウイルスが排除されると発汗などによって熱を放出し、体温を下げてくれます。多量の水分が失われるため、こまめに水分を取る必要があります。熱が出ると怖い?
殆どの発熱の場合、細菌やウイルスによる感染が多いです。感染に伴う熱は免疫反応がよく、体を守るために白血球が戦っているという証拠なのです。 感染症の際には、体温を上げた方が、ウイルスや細菌の増殖が抑えれれて、白血球の働きが強くなり、感染症と戦いやすくなると言われています。つまり子供にとって発熱は、病気を治す重要な働きを担っていると言えるのです。熱は怖くないの?
発熱そのものは、感染と戦うために大切な役目を果たしています。しかし、小さな子どもが発熱すると、ママやパパは不安になってしまう方も多いでしょう。熱が出るたびに、悪化してしまいそう・・・苦しそうだし、死んでしまうことがあるのではないか?と様々不安に襲われることもあります。特に、夜の病院のやっていない時間帯は保護者にとって、【恐怖の夜】になっているのではないでしょうか。 感染症に伴う発熱自体では、決して怖いものではないため必要以上に不安になることはないでしょう。高熱で脳が溶けたり、焼けたり…なんてことは起きません。ただし、髄膜炎や脳炎などの中枢神経にウイルスや細菌が入り込むと後遺症を残すことがあります。また熱に伴う、合併症として、脱水、痙攣、鼻水からの中耳炎などを起こすことがあります。そのため、発熱の際はならべく病院を受診し、家庭でのケアを行ってください。 特に脱水と中耳炎に関しては、ホームケアで十分防ぐことができます。適切なケアを行って、合併症を防ぐようにしてあげましょう。熱が高いと重症?
小さな赤ちゃんが急に高熱を出すと、ママやパパはびっくりされることでしょう。しかし熱が高いからと言って、重症とは限りません。熱が高くても脱水も無く、元気な状態という事は子どもではよくあることです。 一方熱がでなくても、全身症状が悪く、敗血症などの重症なこともあります。発熱のあるなしに限らず、いつもと変わった様子がないか普段からよく子どもを観察してあげてください。ミルクの作り方と哺乳ビン消毒について
ミルクを作る際の沸騰時間はどのくらい?

ミネラルウォーターを使用する場合には硬水or軟水?沸騰は必要?
硬水はカルシウムやミネラル含有量が軟水よりも高い特徴があります。ミルクのバランスが崩れてしまうことがありますが、硬水で絶対に調乳してはいけないというわけではありません。ミネラルウォーターを使用する場合も、水道水の時と同様に煮沸は必須です。 しかし日本の粉ミルクは水道水で作る前提で成分を調整してある場合がほとんどです。ミルクを作る際は、ミネラルウォーターよりは水道水を使う方がおすすめです70℃以上のお湯を冷まさずに調乳するとどうなる?
調乳の際にはいったん100℃以上に沸騰させたお湯を、70℃まで冷まして粉ミルクと混ぜます。100℃に近い高温のお湯では、栄養成分のうち一部が熱変性をおこすなどの可能性があるためです。 一方70℃よりも低い温度では、もしもクロノバクターサカザキ菌などの雑菌が発生していた場合に病原体となり危険です。哺乳瓶を初めて使用する際には消毒が必要?出先で購入し、使用する際には?
4か月未満であれば消毒が必須です。 出先の使用する場合には、適正な濃度の次亜塩素酸ナトリウム液を保存袋などに入れ、その袋の中に哺乳瓶を入れて消毒をする方法があります!できる限り自宅から消毒済みの哺乳瓶を持っていくようにしましょう。赤ちゃん用の水等、加熱殺菌しているものであれば沸騰は不要?
調乳を赤ちゃん用の水で行う場合には、加熱殺菌されているので沸騰は不要です。ただし、ミルクを溶かす際には、70℃以上にしておくことが必要です。哺乳ビンの消毒後匂いが気になる…水で洗い流しても良い?
せっかく消毒した哺乳瓶は、水で洗い流さずに使ってください。抵抗力の弱い4か月を過ぎた頃からは、水で洗い流した後使用しても問題ありません。 次亜塩素酸ナトリウムは規定の濃度で使用すると、ミルクと混ざった際に「塩」に変化します。匂いが気になると、赤ちゃんが消毒液を口にするのでは…?と心配になるお母さんも多いですので、気を付けてください。正しいミルクの作り方
(WHOより) ①綺麗に手を洗う。 ②哺乳ビンを消毒液から取り出す。事前に乾燥機にいれて乾かして置いてもOK。 (薬液につける消毒方法の場合も、電子レンジの場合も同じく専用のトングで取り出す。) ③よく哺乳ビンの水気を切る。 粉ミルクの場合:付属のスプーンを使用し、月齢の規定通りに測り、哺乳ビンにミルクを入れる。 キューブタイプの粉ミルクの場合、スプーン不要でカンタンに調乳できるが、細かい調整はできない点に注意。自己判断で薄めたり、濃くしたりはやめましょう。 ④一度沸騰させた後、70℃まで冷めたお湯を出来上がりの量2/3位まで入れる。 乳首とカバーを取り付け、円を描くように振り、ミルクを溶かす。 ⑤出来上がりの量まで、煮沸後のお湯もしくは、赤ちゃんの水(加熱殺菌されているもの)を追加する。 ※ミルクを溶かす時のみ、お湯の温度が70℃以上であれば大丈夫です。赤ちゃんの水は時短や節水のためにも便利です。事前に煮沸後のお湯を冷ましておいても良いでしょう。 ⑥ミルクを冷ますときは、哺乳ビンの外側から、水に浸すなどして冷ます。 ※特にプラスチックの哺乳ビンの時には、温度が分かりにくいため、必ず、自分の腕の内側の皮膚に数滴垂らして温度を確認しましょうミルクの作り置きは大丈夫?
ミルクの作り置きは雑菌が増える恐れがあるため、避けてください。調乳後、約2時間以内には飲ませてあげましょう。ミルクが残ってしまった場合には、廃棄して新しいものを作り直してください。免疫力の低い赤ちゃんを守るためには、いつも新鮮なミルクを飲ませましょう。人肌って何度?
WHOや厚生労働省によると、「人肌」は36℃~40℃と言われています。「赤ちゃんの水」とは?
一般的に「赤ちゃん用の水」と言われているものには、"赤ちゃんに適しているという意味での軟水"を示す場合と、"赤ちゃんのミルクを作る際に加熱殺菌されている水"を示す場合の2種類があります。 一概に赤ちゃんと言っても、前者の軟水である場合には、煮沸が必要になるので注意してください!SIDS(乳幼児突然死症候群)発生時の緊急対応
日本での発症頻度は6,000~7,000人に1人と推定されており、生後2~6ヶ月に多くみられます。SIDSは眠っているときに起きることから保護者が早期に気づくことが難しく、気づいたときには心肺停止状態になっていることが多いとされています。
乳幼児が呼吸をしておらず心肺停止状態となっている場合、心肺蘇生法を行うことで命が助かる可能性はあるのか、心肺蘇生法の手順や注意点とともに解説します。

SIDSと心肺蘇生法との関連性
心臓が停止してから早期に心肺蘇生法を行うことで一命を取り留める確率が上がるとのデータが存在します。ただし、SIDSのみに限定した場合、心肺蘇生法によって一命を取り留める確率が上がることを示すデータは存在しません。しかし、心肺蘇生法には心臓を再び動かす効果が期待できるため、乳幼児が呼吸をしていない場合は早急に開始することが重要です。心肺停止の状態を確認してから通報し、救急車が到着して心肺蘇生法を開始するまでには、平均12分程度かかります。
この場合、救命率は数%といわれているのですが、これは脳に酸素が供給されていない状態で生命を維持できるのが3~4分程度とされているためです。また、時間の経過とともに脳がダメージを受けるため、1秒でも早く蘇生させる必要があります。
乳児の心肺蘇生法の手順
ここでは、心肺蘇生法の手順を紹介します。乳児に行う心肺蘇生法は、「胸骨圧迫」と「人工呼吸」、「AEDの使用」の3つです。ただ、SIDSは自宅で起こることが多く、AEDを持っている家はほとんどないため、AEDの使用は現実的ではありません。そこで今回は、自宅でAEDが無い場合の心肺蘇生を解説します。もちろん、AEDが近くにあれば、AEDを使用するようにしましょう。AEDを用いた心肺蘇生は次回で解説します。
まず、異変に気づいたら名前を呼びながら肩の部分か、足の裏を叩いて反応を見ます。反応がなければ周囲の人に助けを求め、「あなたは119番通報してください」と具体的に指示します。家に自分一人しかいなかった場合は、可能なら携帯電話などで119番通報して胸骨圧迫を開始します。もし、近くに通信機器が無かった場合は、下記の心肺蘇生を2分間行った後に通信機器を取りに行き、119番通報を行います。
まず、胸骨圧迫を始めましょう。左右の乳首を結ぶ線の真ん中の少し下を2本の指で押します。このとき、胸の約1/3が沈む深さまで強く圧迫してください。速さは1分間に100~120回程度です。これを30回行ったら、人工呼吸を2回行うということのを絶え間なく続けます。
人工呼吸では、まずは片手をおでこに当て、もう片方の手の人差し指と中指をあご先に当て、持ち上げることで気道を確保します。そして、口と鼻を同時に自分の口で覆い、息を2回吹き込みましょう。吹き込む量は、子供の胸が軽く上がる程度です。
続いて、胸骨圧迫に切り替えてください。
また、どうしても人工呼吸が難しい場合は、胸骨圧迫のみでもしっかり行うことが大切です。
SIDSが起きる原因は解明されていないものの、リスク要因についてはガイドラインで示されています。傾向として、男児・早産児・低出生体重児・うつぶせ寝・両親の喫煙・人工栄養児・早朝から午前中・冬期に多いことがわかっています。
うつぶせ寝は避ける、たばこを吸わない、なるべく母乳で育てるなど、少しでもSIDSのリスクを抑えることから始めましょう。
母子健康手帳の重要性と活用方法
母子手帳の役割~切れ目のない母子へのケア

例えば、妊娠中から出産後、また母と子それぞれで通院する病院や担当医が変わることがあります。各医療機関では、個々の健診や予防接種の記録を保管し、他院の情報は一般的には共有されません。
しかし、母子手帳を活用することで、いくつもの病院を受診しても一貫した情報が保たれ、連続したサポートを受けることが可能となります。
また、予防接種やワクチンの記録は、小学校卒業後や成人した後にも必要となることがあります。母子手帳があれば、そのような状況でも正確な記録を提供できます。このように、母子手帳は長期間にわたって必要とされるものなので、子供が成長した後も大切に保管しましょう。
母子手帳の中身とその活用
母子手帳は、妊娠5週目以降の女性に市町村から提供されます。妊娠の経過、出産の様子、小学校入学前までの子供の健康状態や発達、予防接種などを記録・管理するために使われます。また、妊娠中の生活や食事の注意点、子育てに関する情報など、市町村ごとに様々な情報が記載されています。
<母子手帳の内容例>
・妊婦の健康状態・妊娠中の経過の記録
・出産の状態と産後の経過
・乳幼児の発達
・予防接種の記録
・健診の記録
・妊娠・出産・育児に関するアドバイス
・妊娠中や産後の食事や栄養
2023年に改訂された母子健康手帳
母子手帳は社会情勢や育児に関する知見の変化に合わせて、およそ10年ごとに内容が見直されています。そして2023年には11年ぶりに改訂が行われ、新たな様式に変更されました。今回の改訂では、産後うつや産後ケアについての記入欄や子育ての相談機関の職員記入欄等が新設されたり、成長を記録する欄が18歳まで拡張されたりと、時代の変化に合わせた内容が盛り込まれています。
また父親が書く欄を増加し、父親の育児参加を促す視点も新たなポイントと言えるでしょう。
デジタル化が進む電子母子手帳
近年の急速なデジタル化に伴い、電子版の母子手帳アプリ等の利用も増えています。紙の母子手帳に加えて電子版の母子手帳を利用することで、いつでもどこでも母子手帳の情報をスマートフォンで確認できるようになるため、より便利に活用できるでしょう。予防接種の数も年々増えていますが、アプリを使うことでスケジュールの管理も容易になります。さらに紙の母子手帳を紛失してしまった際や、災害時等でも、記録をすぐに引き出せることは電子版の大きなメリットと言えます。
今後はマイナンバーカードと母子手帳の連携も検討されています。デジタル化が急速に進む現代において、これまでよりも短期間のうちに母子手帳の形式や利用方法がさらに変化し、便利になる可能性も高いでしょう。
まとめ
母子健康手帳の使命とは、母子の健康を守り、成長を記録すること。妊娠から出産、育児までという母と子の大切な期間を通じて、健康管理をサポートしてくれる重要なツールです。現代では電子版母子手帳を活用することで、さらに便利に情報を管理できるため、利便性も向上するでしょう。これからママになる方も現在ママの方も、さまざまな形で母子手帳を活用し、その価値を最大限に引き出してください。
乳児湿疹の原因とケア方法
乳児湿疹には様々な原因があり、それぞれの原因によって治療法やケアの方法が変わってきます。
少しでも早く湿疹がよくなるように、症状に応じたケアの方法を押さえておきましょう。
乳児湿疹とは
乳児湿疹は、赤ちゃんの頃にできる湿疹の総称です。生後12ヶ月まで(乳児期)の赤ちゃんの皮膚はまだ弱くて未熟なので、多くの子が一度は乳児湿疹を経験します。

乳児湿疹の種類
乳児湿疹の原因や湿疹が現れる部位・年齢は様々です。生後2~3ヶ月頃から口のまわり・頬・頭にできることが多く、成長するにしたがって、手足や体に広がっていくこともあります。最初の頃は小さなブツブツでも、次第にくっついて大きくなったり、炎症がひどくなってジュクジュクしてくることがあります。
また、乳児の頃にひどい湿疹があっても、1歳を過ぎると自然に治まるケースも多くあります。
乳児湿疹の原因とケア方法
乳児湿疹は原因によって治療やケアの方法が異なるので、それぞれの状態に合わせたポイントをご紹介します。乳児脂漏性湿疹

症状
黄色いかさぶたの付いた湿疹や赤い湿疹が混ざってできます。じくじくすることもあります。かゆみの程度は様々で、頭やまゆ毛などの毛が生えているところ、症状がおでこや頬などの顔、耳のまわりなど首より上に現れることが特徴です。生後2週間~3ヶ月頃に多く見られます。
原因
生まれた時に母親からもらった男性ホルモンの影響で、皮脂がたくさん分泌されることが大きな原因です。ケア方法
軽度であれば自宅でケアができます。また、母由来の男性ホルモンが主な原因なので、症状は一時的で成長するとともに自然に治ります。皮脂の分泌そのものを抑えるのは難しいので、皮脂をきれいに落として、肌を清潔に保ちましょう。頭皮や眉毛にかさぶたがある場合は、お風呂に入る前にベビーオイルを塗って10分ほどおくと、ふやけて取れやすくなります。柔らかくなったら、ベビー用シャンプーでやさしく洗って、かさぶたを取り除きましょう。無理にはがして肌を傷つけると、細菌が侵入して炎症がひどくなるので、無理にはがさないよう注意してください。
顔に湿疹が見られる場合は、特に眉毛や耳のまわりに洗い残しやすすぎ残しのないように心がけることが大切です。
かゆみが強い時や、かさぶたが分厚くなってきた時、赤みが強くて炎症がひどい時は、小児科か皮膚科に行って診察してもらいましょう。
新生児にきび

症状
頬やおでこの真ん中にブツブツとした、にきびができます。にきびの種類は赤いブツブツしたもの、白い芯があるもの、膿をもった白いものがあります。生後~1ヶ月頃に多く見られます。原因
乳児脂漏性湿疹と同様、母由来の男性ホルモンによる皮脂の多量分泌と、それに未発達な皮脂腺が対応できずに、毛穴がつまることが主な原因です。また、環境も原因の一つです。寝ている時間が多く、肌が布団に触れている時間が長い赤ちゃんは毛穴がつまりやすくにきびができることもあります。
ケア方法
母由来のホルモンが影響しているため、8ヵ月以内に自然と治っていきますが、早く症状を抑えるためにもしっかりケアしましょう。基本的には、大人と同じように肌を清潔にすることが一番のケアです。お風呂に入れる際は、赤ちゃん用石鹸でしっかり泡を立て、泡でやさしくくるくるとなでて、皮脂をしっかり洗い落しましょう。お風呂から上がった後は、乾燥などの肌トラブルを予防するため、ベビーローションで保湿することも忘れずに。
また、肌に触れている布の汚れが原因の場合もあるので、布団や洋服をこまめに洗濯して清潔にしておきましょう。
小児乾燥性湿疹

症状
乾燥により、粉をふいたり、ひび割れができたり、赤くなったりします。また、かゆみもあるので、ひっかいたり、ふとんに肌を擦りつけようとします。外気に露出している顔や手足、面積の多いお腹や背中に現れやすくなります。また、生後3ヶ月以降の赤ちゃんに発症しやすい皮膚トラブルです。
原因
その名の通り、乾燥が原因で湿疹ができます。生後3ヶ月以降になると、皮脂の分泌が急に低下するため、肌が乾燥しやすくなります。この乾燥で肌のバリア機能が低下すると、外部刺激によってかゆみが生じたり炎症が起きたりします。
ケア方法
肌の乾燥を防ぐことが一番の対策です。 軽度であれば、丁寧に保湿してあげることで治まってきます。ベビーローションやベビーミルクをお風呂上りに使用しましょう。顔や手には外出前、顔は食事の前後にも保湿剤をこまめに塗りましょう。また、爪でひっかいて湿疹を悪化させないためにも爪は切っておきましょう。冬場は、乾燥しないように加湿器を使って部屋の湿度を保ってあげることも、効果的です。
なお、炎症が強い場合は小児科か皮膚科を受診しましょう。ひどい時はステロイド剤が処方される場合もあります。
長期にわたって症状繰りかえす場合は、アトピー性皮膚炎への移行を考えて検査を受ける必要があります。
あせも(汗疹)

症状
白、ピンクや赤色の小さなかゆみのある発疹ができます。現れる部位は、頭やおでこ、首、わきの下などの汗が溜まりやすいです。乳児から大人まで年齢を問わず、汗をかく季節に現れやすい皮膚トラブルです。
原因
汗をたくさんかくことで、汗腺が詰まって、汗を出す機能が妨げられて、皮膚内に汗がたまって水疱となった皮膚病です。赤ちゃんの汗腺の数は大人と変わらないため、同じ面積あたりの汗腺の密度が高いため、大人よりも発症しやすくなります。また、かゆみがあるため、我慢できずにひっかく・こすることがあります。
ケア方法
汗が原因で起きるので、患部を常に清潔に保つことが一番の対策です。汗を頻繁にかく場合は、濡らしたタオルなどで、汗をこまめに拭きとりましょう。かゆみがあるので、引っ掻いたり、こすったりしますが、患部を刺激することで、症状が悪化します。ひどくなると、病院に行って、ステロイド剤を処方されるケースも多いです。ベビーパウダーは汗を吸着する機能があるので予防にはなります。
皮膚科に行くべきか
どの程度の症状であれば、皮膚科、小児科に行くべきか迷う方も多いと思います。炎症がひどい場合や、きちんと清潔にして保湿ケアをしているのに改善されない場合は、皮膚科、小児科の先生に診てもらうことをおすすめします。ステロイド剤は心配?市販の保湿剤も有用
処方されたステロイド剤を赤ちゃんに塗るのは心配という方も多いと思いますが、症状がひどい時は炎症を鎮めるために必要です。外用のステロイド剤は医師の管理下であれば長期間使っても心配はありません。また再発を防ぐためには、症状がおさまったあとに子供に合った保湿剤を見つけてしっかりとスキンケアをするようにしましょう。
赤ちゃんの日焼け
さらに、紫外線により受けた皮膚のダメージは長年蓄積されていきます。赤ちゃんの頃に日焼けをした時はそれほど目立った影響がなかったとしても、大人になってから影響が出てしまうことがあるため注意が必要です。

紫外線のメリットとデメリット

外出の際には、できるだけ紫外線の強い時間帯は避けるように気をつけてください。
夏場では午前10時より前、午後ならば3時以降に外出することを調整することをおすすめします。
もし紫外線を長期間浴びてしまうと、まだ肌の弱い赤ちゃんは将来皮膚に様々な影響が生じます。赤ちゃんが紫外線を浴びることによって起きるデメリットには、次のようなものがあります。
☑ 将来の皮膚がん発症リスクを高める
☑ 皮膚の老化の(しみ、しわ、たるみができやすくなる)進行をはやめる
赤ちゃんの日焼け対策

日焼け止めには、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。
紫外線吸収剤
大人向けの日焼け止めの多くに使われています。無色透明の為白浮きせず、塗心地も滑らかで使い心地が良いのが特徴です。 ただし、長期に使用すると肌への負担が大きくなるというデメリットがあります。紫外線散乱剤
白浮きしやすく、塗心地がベタベタしてしまうというデメリットはありますが、有機化合物ではない為肌への負担が少ないという特徴があります。2種類のうち、赤ちゃんが使う日焼け止めとして推奨されるのは「紫外線散乱剤」です。「紫外線吸収剤」は、紫外線を肌の上で別の物質に変化をさせている為、肌への刺激があったり、アレルギー反応を起こしたりします。
赤ちゃんの為の日焼け止めを購入する際は、低刺激である「紫外線散乱剤」のタイプがおすすめです。
赤ちゃんが日焼けしてしまったら

夏のお出かけで、赤ちゃんが日焼けをしてしまった時は、すぐにスキンケアをしてあげることで症状の悪化を防ぎます。
冷やす
日焼けで赤くなるのは「火傷」の一種です。その為、火傷と同じ対処を行います。少しだけ肌が赤くなっているようであれば、水にぬらしたタオルに当ててあげましょう。
もしも、赤みが強かったり、少し腫れてしまっているようであれば、お子様用の熱様シートや、保冷剤をガーゼに巻いて患部をしっかりひやしてあげましょう。
保湿する
日焼けをした後の肌は乾燥しやすく、デリケートになっています。その為、日焼けした部分の熱が取れたら、肌をしっかり保湿しましょう。 肌を清潔にして保湿クリームなどで保護をしてあげることで、その後の肌トラブルが起こりにくくなります。
最近ではローションタイプのベビー用保湿剤も出ているので、こちらを使えばしっかりと肌を保湿し肌を保護することができるのでおすすめですよ♪
軽度の日焼けであれば、いま紹介したスキンケアでだいたいの症状はよくなります。
しかし、日焼けがひどい、もしくはスキンケアの後も様子がおかしい場合は、必ず皮膚科を受診しましょう。
病院への受診が必要だと思われる症状は以下です。
☑ 皮膚がガサガサになっている
☑ 湿疹が出てきた
☑ 火傷のように赤くなり腫れている
☑ 発熱が続いている
☑ 日焼けした場所をひっかいている
☑ 日焼けの反応が異常である
日焼けは、時間が経ってから症状がひどくなる場合もあるので、赤ちゃんの様子をいつも以上に注意して見てあげるのも大切です。
乳幼児の頭痛
頭痛の種類と症状
子どもが頭痛を発症している可能性がある場合、顔色が悪い、元気がなくなる、痛そうな表情をする等の症状が見られます。ただし、これらの症状は他の病気とも重なることが多いため、親や保護者にも判断が難しいことも多いでしょう。子どもが発症する頭痛の種類・症状について確認し、適切な対応を心がけるようにしてください。お緊張型頭痛
頭や肩、首の筋肉の緊張・ストレス等によって引き起こされる頭痛です。近年生活習慣の変化から、子どもでもスマホやゲームで長時間同じ姿勢が続くことで発症するケースが増えてきています。頭の両側が締め付けられるような痛みが生じ、片頭痛のように動けないほどの重い痛みはありません。 片頭痛は体を動かすと痛みがひどくなるのに対して、緊張型頭痛はストレッチをしたり入浴したりして首を温めてあげると症状が緩和されます。鼻閉に伴う頭痛
感冒の機会が多い子どもでよく見られる鼻閉も頭痛の原因となります。感冒症状い伴って前頭部の痛みが数日間続く場合は副鼻腔炎を合併している可能性があります。医師の診断を受けましょう。頭痛で受診する目安
子どの頭痛がどの程度重いものなのかを判断するためには、子どもの行動や反応を注意深く観察することが大切です。たとえば、子どもが頭痛を訴えつつも通常通りに遊んでいるようなら、その頭痛は比較的軽度のものと見て良いでしょう。しかし、次にあげる症状が見られた場合は、速やかに医療機関を受診してください。☑ 発熱
☑ 嘔吐を繰り返す
☑ 意識がはっきりしない
☑ 突然の激しい痛みがある
☑ 目の充血や痛み
頭痛の治療と投薬
子どもの頭痛は大人と比べて軽症のことが多く、必ずしも薬物療法を必要としません。軽度から中程度の頭痛の場合は、睡眠をしっかりとり、水分等を補給するなどして様子を見ることで治癒することも多いです。一方、頭痛が慢性化している場合は、医師の指導のもとでアセトアミノフェンなどの薬物療法を検討します。またゲームやスマホの使用も制限することが重要です。保護者の観察が大切です
子どもが自分の身体の症状を上手に伝えられるようになるのは、だいたい5歳くらいからだと言われています。頭痛の症状があるか、どのくらいひどいか判断し適切な対処をするには、本人の様子を日頃からよく観察しておくことが必要です。例えば、頭が痛い様子があるが、いつものように遊んでいるといった場合には、軽度のケースが多いです。一方発熱があったり、嘔吐が見られたりする場合、意識がしっかりしていない等いつもと変わったところがある場合にはすぐに受診するようにしてください。赤ちゃんのコロナ感染
赤ちゃんがコロナに感染する可能性に関して、胎児期の移行免疫、母乳による免疫機能を助ける働きによって感染症にかかりにくいことから、コロナには感染しないと思う方もいるでしょう。実際には、母乳育児かどうかにかかわらず、コロナの感染のしやすさは大人と同程度とされています。
赤ちゃんがコロナに特別にかかりにくいとは考えない方がよいでしょう。
感染時の主な症状
赤ちゃんがコロナに感染した場合の症状は、大人と比べて軽いとの報告があります。しかし、まれに重症化することがあり、感染症対策が必要です。症状は、乾いた咳や鼻水、鼻づまり、発熱などです。ただし、鼻水や鼻づまりなどの症状は大人と比べて少ないとされています。一部では、嘔吐や腹痛、下痢といった消化器症状もみられます。これらの症状が現れない無症状のケースもあることから、コロナに感染している人と接触した場合には注意が必要です。
赤ちゃんへのコロナの感染のしやすさは、新型コロナウイルスの株によって異なります。変異株のオミクロンが流行した際は、子供の感染が増えたといわれています。今後も、変異株の流行によって感染のしやすさに変化がみられる可能性があるため、流行期には感染症対策をより徹底することが大切です。
自宅で観察すべき症状と対応方法次の症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。
☑ ゼイゼイと呼吸が苦しそう
☑ 顔色が悪い
☑ 母乳やミルクを飲まない、嘔吐や下痢が続いていて口の中の乾き、尿の色が濃い、少ないなど脱水の症状がみられる
☑ ぐったりとしている、呼びかけても反応がない
☑ 38度以上の発熱が半日以上続いている
☑ けいれんした
けいれんが起きた(手足のつっぱり、眼が上を向くなど)場合は救急車を呼びましょう。
また、コロナ感染に合併してクループ症候群になる子供がみられます。「ケンケン」とオットセイの鳴き声のような咳が止まらないとき、咳で寝れなそうなときは医療機関を受診しましょう。
自宅でのお世話の方法
赤ちゃんは脱水症になりやすいことに加え、気道が細いことから呼吸器感染症が重症化しやすい傾向があります。コロナ感染によって発熱した場合、こまめに母乳やミルクを与えて脱水を防ぐことが大切です。なお、2歳未満の子供へのマスクの着用は、呼吸を妨げるリスクがあるため避ける必要があります。お世話をする家族のマスクの着用期間は、症状が現れてから10日間、症状がなくなってから3日間のうち、長い方の期間が経過するまでです。
新型コロナウイルスは便にも排出されるため、おむつ交換の際はおむつ交換用のシートを使用するか、交換したところの床を清掃しましょう。おむつはビニール袋で二重に密閉して捨て、その後は必ず手を洗うことが大切です。
また、日中はなるべく換気をする、赤ちゃんの鼻水や吐しゃ物がついた衣類はすぐに洗濯するなどしましょう。入浴は、新生児を最後に入れることに加え、タオルの共有は避けてください。
新生児のコロナへの感染のしやすさは大人とほとんど変わらないうえに、重症化するリスクもあるため、適切な対応を心がけましょう。