


プール熱にご注意!
プールが始まる夏に流行することから通称【プール熱】と呼ばれる咽頭結膜熱。
プール熱はアデノウィルスというウィルスが原因の病気で、目やにやタン、唾液、便などから感染します。プールの水が汚染されて集団発生することが多く、主に夏の病気だとされてきましたが、温水プールが増えてきたことなどから、近年は季節にかかわらず流行するようになってきています。
プール熱に感染すると、まず38度以上の高熱が出て、その後咳や鼻水、のどの痛みと腫れなどが起こります。目やにや涙が出て目が痒くなるという結膜炎の症状が出るのも特徴です。
アデノウィルスは種類が多く、一度かかって抗体ができても、違うタイプのウィルスに感染することもあります。「プール熱に一年に2回かかってしまった」ということがあるのはそのためです。
プール熱には抗生物質が効かないので、解熱鎮痛剤や目薬など、症状を緩和させるための薬しか使えません。水分を十分に摂り、安静にして回復を待ちます。喉が痛くて食欲がなくなることも多いので、プリンや酸味の少ないゼリーなど、のど越しの良いものを少しずつ摂らせると良いでしょう。
プール熱の感染予防
風邪やインフルエンザと同じく、プール熱も手洗いやうがいが一番の予防策となります。同じタオルや洗面器を使うことでも感染するので、使いまわしをせず、洗濯も別々にします。プールに入った後にもしっかりシャワーを浴び、洗眼をしてウィルスを洗い流しましょう。
プール熱に感染したら?
一週間程度で熱も下がり回復しますが、その後2週間~1か月ほどは便や唾液中にウィルスが含まれているので、ママに感染しないよう、しっかり手洗いを行う事が大事です。

RSウィルスの感染予防
・マスクをする
・手や指を石けんで洗う、アルコールなどで除菌する
・おもちゃやベビーグッズを、アルコールや塩素系の消毒剤で除菌する
人ごみの中や子ども同士の接触でも同様に、マスクの着用、手洗いを徹底させてください。
RSウイルスに感染したら?
もしRSウィルスに感染した場合は、ウィルスを外に出すことが回復の近道です。
鼻水はこまめに吸引し、熱は冷やしましょう。水分補給も重要です。
初期症状は風邪と一緒なので、RSウィルスか判断に迷ったときは、重症になる前に病院で検査しましょう。

ノロウイルスの感染予防
ノロウイルスには、石鹸やアルコールといった通常の消毒はほとんど効きません。
完全に失活化するには、次亜塩素酸ナトリウムや加熱といった方法になります。
● 調理器具等
洗剤などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭くとウイルスを失活化できます。
● まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル
熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。
● 二枚貝
二枚貝などを取り扱うときは、専用の調理器具(まな板、包丁等)を使用するか、
調理器具を使用の都度洗浄、熱湯消毒する等の対策により、他の食材への二次汚染を防止するよう、
特に注意するよう気をつけましょう。
● 枕、衣類
ノロウイルスは枕や衣類の表面でも数週間は生存します。
寝具や衣類は家族全員分を、洗い直して家庭内の感染拡大を防いでください。
赤ちゃんがノロウイルスに感染したら?
突発的な嘔吐や下痢を繰り返し、発熱がある時はノロウイルスに感染している疑いがあります。
特に赤ちゃんの場合は嘔吐よりも下痢が長く続くことが多いです。
下痢や嘔吐で脱水症状になりやすいので、医師の指導のもとでイオン飲料や水分補給をします。
嘔吐が続く間は、何も口にさせない方が良いと医師から指導されるケースもあります。
または脱水症状が進行していれば点滴などの処置をとることもあります。
赤ちゃんの脱水症状は命に関わる事もあるので、必ず医師の診察を受けて下さい。
母乳で育っている赤ちゃんは、いつも通り母乳をあげてOKです。
ミルクより母乳の方が胃腸への負担も少ないので
嘔吐がある場合も、1回の量を少なめにしてこまめに授乳しましょう。
症状が回復に向かっても、ノロウイルスは3週間程は生きている可能性があり、
便や嘔吐物から排泄されます。
ママの2次感染を防ぐため、おむつの処理をしたときは手をよく洗うなどして、十分気を付けてください。
ママがノロウイルスに感染したら?
ママが感染した場合は、嘔吐や便の処理をする際には適切な方法をとり、
赤ちゃんに移らないように気を付けてください。
感染している場合でも母乳は赤ちゃんにあげて大丈夫です。
母乳からウイルスがうつる事はなく、むしろママの体内で作られた抗体が赤ちゃんへ移行するので
赤ちゃんの感染予防になったり、感染した時も症状が軽く済む可能性があります。
秋・冬の病気予防法
秋は寒暖の差がとても激しい季節。 朝晩の外出の時には、羽織れるものを持って、温度調節ができるようにしたいですね♪ また、冬は感染症の予防がポイント。 お部屋の温度と湿度の管理はしっかりとしたほうがベター♪ インフルエンザの流行時期は手洗いをしっかり行うことや、人ごみを避けるなどして対策をしましょう!室内環境
● お部屋の温度は23度ぐらいを目安に インフルエンザウイルスは、寒くて乾燥した空気を好みます。暖房などを使用し、部屋の温度を23度ぐらいを目安に保ちましょう! ● 暖房時は換気を忘れずに! 暖房器具を使用している場合、窓やドアを開け1時間に1回は換気をしましょう★ ● 湿度は60%を目安に のどが乾燥すると、風邪を引きやすくなります。加湿器を使用するなどして、部屋の湿度を保ちましょう。洗濯物を部屋の中に干すことも、保湿効果がありますよ!
重ね着で調節♪
● 重ね着で調節を 暖房の効いた部屋では、厚着をしてしまうと、あせもになってしまうことがあります。薄着を心がけ、重ね着で調節しましょう! ● おなかが出ない洋服を… 赤ちゃんが活発に動き出すと肌着がはだけてしまうことがあります。おなかが出ないつなぎの肌着が暖かくてとても便利! ● 上着を脱ぎ着させて 冬は、外と室内の温度差が激しくなります。汗をかくと、後で冷えてしまい体まで冷やして風邪を引きやすくなってしまいます。上着はこまめに脱ぎ着させましょう!
肌のお手入れ
● 肌の保湿と清潔を心がけて 食べこぼしなどで口の周りを汚したら、お湯で絞ったガーゼでふきとりましょう。肌のかさつきが気になるときは、保湿剤でケアをしてあげましょう♪ ● お風呂の温度は39度を目安に お風呂の温度は39度を目安にしましょう。また、部屋は暖かくても、脱衣所や浴室の中などは寒いことがあります。入る前に暖めておくといいですよ♪ ● 保湿剤でケアを お風呂上りは肌の乾燥が進みますので、保湿クリームや乳液などを塗ってケアをしましょう。もし、保湿剤などでケアしてもカサカサが治らない時は、お医者さんを受診するのをおすすめします!
食事
● 夜中の授乳には暖房器具を 夜中の授乳は、ママも赤ちゃんも体が冷えてしまいます。寝室にはすぐ暖まる電気ヒーターなどを用意しておくとよいでしょう♪ ● 離乳食やミルクの温度は普段どおりで 冬でも、離乳食やミルクの温度を高めにする必要はありません。やけどなどをしてしまう恐れがありますので、普段どおりの温度で大丈夫です。 ● 石けんで手洗いを! 調乳や調理前には必ず石けんでよく手を洗いましょう。 インフルエンザウイルスやロタウイルスも洗い流すことができます!
おむつの交換
● おしりふきは暖めて 冷たいおしりふきは、赤ちゃんが嫌がりびっくりしてしまいます。事前に暖めておくか、お湯で絞ったガーゼなどでふきましょう! ● 下痢のおむつには取扱い注意 ロタウイルスなどにかかると、うんちの中にウイルスを排出します。ママも感染しないように、おむつはきちんと処理をしてしっかり手洗いをしましょう! ● 下痢のうんちは洗い流して 下痢に含まれる成分が肌を刺激し、おむつかぶれの原因になることがあります。ガーゼなどでふき取るより、シャワーで洗い流したほうが安心♪
春・夏の病気予防法
春・夏の病気を予防しよう! 春はお子さんが保育園や幼稚園に入園し、集団生活の中で病気に感染しやすくなります。入園するお子さんは、早めに予防接種を受けましょう!また、夏になると肌のトラブルが多くなります。日焼け止めを塗ったり、こまめな着替えやシャワーで肌の清潔を保ち、病気の予防を心がけましょう♪室内環境
● お部屋の温度は27度を目安に エアコンをつけるときは、外との気温差は5度以内、室温は27度を目安に設定しましょう。扇風機やサーキュレーターを併用して、部屋の空気を循環させるとより効果的ですよ! ● 湿度は50%を目安に調節 夏は、空気が湿って、じめじめと不快ですよね。お部屋の湿度を下げるだけでも快適に感じるので、除湿機などを上手に利用しましょう! ● 部屋の換気を忘れずに 実は、空気の汚れは、空気清浄機などを使用してもきれいにはならないのです。3時間に1回は窓を開けて換気をしましょう。
洋服の着せ方
● 肌着は吸湿性のいい素材を あせもの予防には、綿の肌着など吸湿性のよい素材の服を選びましょう。 脇の下の汗を吸い取るために、袖がある肌着や洋服を選ぶのが基本♪ ● 汗をかいたらこまめに着替えを 赤ちゃんはとても汗っかき。外から帰ってきたときや寝起きなどに汗をかいていたら、汗をふいて、着替えさせてあげましょう! ● おでかけ時の冷房対策は忘れずに お店などの強い冷房で体が冷えてしまうと、風邪を引くきっかけになってしまいます。上着など温度調節ができるものを持って行きましょう!
肌のお手入れ
● 外出前は、日焼けや虫刺されの予防対策を 5月から夏にかけて紫外線の強い時期のお散歩やお出かけには、日焼け対策が必要となってきます。 外出前には日焼け止めクリームを塗り、帽子などをかぶせてあげましょう。虫刺されが心配な場合は、虫よけスプレーなども忘れずにしましょう! ● 汗をかいたらシャワーで清潔に 昼寝した後や外出した後の汗は、お湯で絞ったタオルで体を拭いたり、シャワーで洗い流してきれいにしてあげましょう! ● お風呂の温度は37度を目安に お風呂の温度は37度を目安にしましょう。夏は1日2回ぐらいお風呂に入れてあげても大丈夫です。泡立てた石けんで優しく体を洗ってあげましょう!
食事
● 調理前、調乳前には手洗い♪ 料理をする前や調乳前には必ず手を洗いましょう。食品は冷蔵庫でしっかり保管。お子さんに感染しないように、パパ・ママ自身も注意が必要ですよ! ● 調理道具や食器類は清潔に 食器や哺乳瓶は、使い終わったらすぐに洗ってきれいにしましょう。 胃腸炎を起こす細菌は高温に弱いものが多いので、熱湯で処理するのがとっても効果的! ● 麦茶などで水分補給を! 夏は、熱中症の予防に水分補給が欠かせません!外で遊んでいる最中や帰宅後、お風呂の後などに麦茶を飲ませてあげましょう。
おむつの交換
● 夏のおむつ交換はこまめに! 夏はおむつの中が大変蒸れやすく、おむつかぶれを起こしやすくなります。おむつの中が高温多湿になるとカンジタ菌が増殖しやすくなるので、交換はこまめにしましょう。 ● おむつを付けるのはおしりが乾いてから 乾いたガーゼなどでおしりの水分をふき取り少し乾燥させえてから、新しいおむつを付けましょう。 ● うんち汚れは洗い流すのが安心 うんちで汚れたおしりをごしごし洗ってしまうと、肌を傷つけてしまう恐れがあります。しつこい汚れはシャワーで洗い流してあげましょう!
応急処置
誤飲
なんでも口に入れたがる赤ちゃん時代は特に注意が必要です。口に入れて危険なものは手の届かないところに置くことを、徹底しましょう!誤飲したものによって対処法が変わってくるので、ひとつずつ見ていきましょう 。
● たばこ

●対処方法
・ニコチンは体内に吸収されやすいので、急いで口に残っているたばこを取り出しましょう。
・消化器官で吸収されるのを防ぐため、たばこの葉や吸殻を誤飲した場合は、水や牛乳は飲ませないこと!
※たばこの浸出液を飲んでしまった場合は、体を保温し、すぐ病院で受診してもらってください。たばこをそのまま誤飲したときよりも危険度は高くなります!
● 家庭用医薬品
最近の風邪薬、睡眠薬、ビタミン剤など昔に比べ甘くておいしくなり、食べてしまうという事故が増えています!●対処方法
・口の中を調べ、薬が残っているのであれば取り出します。
・水や牛乳を飲ませ吐かせましょう。
薬の空き瓶、誤飲してしまった薬、吐いたものはお医者さんに見せましょう。
● マニキュア・除光液
身近な化粧品の中では最も毒性が高く、少量でも危険です!!揮発性のものを吸い込んでしまっても中毒を起こすことがあります。●対処方法
・吐かせないで!
・少量でも、飲んだ場合はすぐに病院で診てもらってください。
・揮発のものを誤飲してしまった場合は、新鮮な空気を吸わせましょう。
● ボタン型電池

●対処方法
・誤飲した電池の種類を確かめましょう!
・飲み込んだり耳や鼻にいれた場合、急いで病院へつれて行きましょう!
病院で診てもらう際には電池の種類を伝え、同じ種類の電池があれば持参しましょう。
・飲み込んだことが確かでなくても、確認のため病院へ連れていってくださいね。
● ナフタリン・しょうのう

●対処方法
・舐めただけなら、水を飲ませて様子を見ましょう。
・かけらでも食べてしまった場合は、病院で受診してもらってください。
※牛乳は逆に吸収をよくしてしまうので飲ませないでください!
やけど
家の中にはやけどを起こす原因がたくさんあります。やけどをした部分が「深い」ほど「広い」ほど危険となってきます。やけどの範囲が深いときや広いときは、急いで病院に行きましょう!子どもの場合、体の表面積の10~15%以上やけどすると重症ですよ!
●対処方法
・急いで冷たい水、または水道水で20分以上冷やします。
・衣服を脱がすと皮膚まではがれる可能性があるので着たまま水で冷やしてください。
・水ぶくれは絶対につぶさないで!
・冷やしながら病院へ行きましょう。
発熱
子どもは大人より熱に強く、39度近くの熱があっても平気な場合もあります。
発熱は免疫効果を高めるということもあり、ただ熱が高いというだけで、慌てて解熱剤を使う必要はないのです。
しかし、発熱以外の症状を伴う場合は注意する必要があります。
●対処方法
・氷やアイスノンなので額・後頭部・脇の下などを冷やす
・水分補給をする
下記のような症状がある場合は早めの受診が必要なります。
・ぐったりしている
・痙攣した。もしくはしている
・発疹がある
・下痢、嘔吐が見られる
気道内異物の除去
小さい子どもは、何にでも興味を持ち口に入れたがります。非常に多いのが、ピーナッツなどの豆類です。ピーナッツが気道に残ったままだと、ふやけて外に出にくくなり、それが原因で肺炎を起こすこともあります。
●対処方法
・喉に異物が見えるのであれば、指を突っ込んで取り出してください!
・両足首をつかみ逆さにして背中を叩きましょう!
・腹部を支え頭を下げながら、背中を叩きましょう!
もし、呼吸が苦しそうな状況であれば、すぐに救急車を呼んで、病院に連れて行きましょう!
その他の気をつけたい病気

かかりやすい病気ではないですが、子供の頃に気をつけておきたい病気があります。
急になってしまった時に慌てないよう、特徴などを覚えておきましょう!


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冬に多い病気

冬に多い病気といえば、やっぱりかぜ!特に、「乳幼児嘔吐下痢症」、「RSウイルス感染症」や、みなさんご存知のインフルエンザは冬に流行します。その理由として、これらの原因となるウイルスは乾燥や寒さを好むからです。
冬のかぜは、ひどい下痢や嘔吐、高熱といった症状がよく見られます(>_<)また、せきや鼻水など、呼吸器系の症状がでることが多いのが特徴です。


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夏・秋に多い病気

冬のかぜと夏のかぜでは、ウイルスの種類が違います。
夏かぜのウイルスは高温・多湿の環境が大好き!夏かぜの主な症状は、のどの痛み、発熱、発疹、下痢、腹痛などです。夏かぜの代表的なものとして、プール熱(咽頭結膜熱)、ヘルパンギーナ、手足口病、とびひなどがあります。


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