『ベビースマイル』は赤ちゃんの健康に関する情報をお届けするサイトです。 赤ちゃんの病気や日頃のケア、健康をサポートする育児用品まで幅広く紹介しています。
BabySmile
  • HOME »
  • BabySmile »
  • 赤ちゃんの健康

中耳炎ってどんな病気?

耳鼻咽喉科医 三塚沙希監修



中耳炎ってどんな病気?
中耳炎は、鼓膜(こまく)の奥にある「中耳」が炎症を起こす病気です。
耳の構造
適切な治療を行わないと「急性中耳炎」「滲出性中耳炎」に移行してしまったり、再発を繰り返す「反復性中耳炎」になったりすることも…。ひどい場合、鼓膜を切る手術をして治療するケースもあります。
日本では0~3歳までに約7割が発症!

中耳炎の症状は?

「耳が痛くなる」、「聞こえづらくなる」、「熱が出る」、「耳だれが出る」、などの症状がみられます。
※耳だれ…炎症によってできた内部の膿(うみ)が、鼓膜をやぶって外に流れ出ること。
耳が痛い、聞こえずらい、熱が出る、耳だれ

中耳炎の原因は?

鼻水の中には菌やウイルスがいっぱい!
中耳炎の原因のほとんどは、なんと鼻水!鼻水には「肺炎球菌」という菌など、細菌が住みついていて、これが耳の中に入ってしまうことにより、中耳炎を引き起こします。中耳炎はくり返しやすい病気でもあるため、通院する手間や費用、おうちでのケアも大変。子供だけでなく、ママたちも苦労がたえません。
 

中耳炎は繰り返す病気?

適切な治療やケアを行わないと、中耳炎は何度もくりかえし発症してしまいます。
「急性中耳炎」を1年に5回以上繰り返す場合を、【反復性中耳炎(はんぷくせいちゅうじえん)】と言います。
「反復性中耳炎」には、「急性中耳炎」だけを繰り返す場合と、「滲出性中耳炎」もいっしょに発症している場合があります。
→ 詳しくは「子供はどうして中耳炎になりやすいの?」をご覧ください。

原因は、
[1] 免疫機能が発達していない
[2] 薬剤耐性菌(薬に耐性のある菌)に感染している
[3] 生活環境(集団保育や両親の喫煙)

…などではないかと言われています。
特に、免疫機能が未発達な1歳未満の小さいお子さんは【反復性中耳炎】になりやすいのです。


中耳炎にはどんな種類があるの?
中耳炎にはいろいろな種類があります。痛みや熱があるもの、ないもの、膿が出るもの、繰り返すもの…。ここでは代表的な中耳炎を紹介します。

急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)

キケン度
症状 耳に激しい痛みや、発熱、耳だれなどの症状があります。
(乳児:不機嫌、高熱、耳漏 、幼児:耳痛、難聴 、学童:耳痛、難聴)
原因 細菌やウイルスで中耳が炎症を起こします。
治療 鎮痛剤で様子をみる。抗菌薬を服用する。鼓膜切開で発熱、耳痛を回避する。
難治性の場合:鼓膜チューブを留置する。
治療期間 通常、投薬開始から数日~10日ほどで治ります。
注意事項 乳幼児や小さい子は、言葉で上手に症状を説明できないので、原因の分からない発熱や、耳を触る、ひっぱる、眠れないなどの様子があったら、耳たぶの後ろの後頭部を指で軽く叩いてみましょう。痛がって泣く場合には中耳炎かも?
放っておくと「反復性中耳炎」「滲出性中耳炎」「慢性中耳炎」になることもあるので要注意です!耳だれが出ると痛みや発熱が軽減したり、軽快することが多いですが、ここまで放っておくと、慢性化してしまう恐れが。早めの治療を心がけて!
急性中耳炎 進行フロー

滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)

キケン度
症状 中耳に【滲出液】がたまる病気。難聴などの症状があるけれど、痛みや発熱はありません。
(幼児:聞き返し、返事をしない、TV音が大きい 学童:難聴、耳鳴り)
原因 「急性中耳炎」が長引いて移行してしまったというケースがほとんど。
治療 耳・鼻の処置をする。抗菌薬を服用する。鼓膜切開で貯留液を吸引する。
難治性の場合:鼓膜チューブを留置する。
治療期間 完治までは、早くて5日程度~1か月、長いと数年かかります。
注意事項 中耳に滲出液が長い間たまっていると、とても危険!細菌の感染が起こりやすくなり、「急性中耳炎」も一緒に発症してしまい、痛みが出てしまうこともあります。「聞き返しが多くなった…」、「呼びかけても聞こえが悪くすぐに振り向かない…」そんな様子があったら、滲出性中耳炎を疑いましょう。
滲出性中耳炎 進行フロー

さらにこわ~い、【慢性中耳炎】についてもご紹介します。慢性中耳炎には、2種類あります。

慢性中耳炎(まんせいせいちゅうじえん)

キケン度
症状 鼓膜に穴が開いたまま、耳だれ、難聴、耳鳴り、まれにめまいがおこります。
原因 「急性中耳炎」にかかった後、急性中耳炎が反復し遷延した場合に、この「慢性中耳炎」になってしまうことがあります。
治療期間 本来、ヒトの耳には、バイ菌を外に追い出す仕組みがあります。中耳に炎症があると、鼓膜に穴が開いて、そこから膿を出して、治そうとします。
注意事項 膿が出ると炎症がおさまるので、この時開いた穴も閉じるのですが、急性中耳炎を繰り返してしまったり、治療が十分でないと、中耳内部の炎症も継続的に起こり、空いた穴がとじなくなってしまいます。この状態が「慢性中耳炎」なのです。
 

真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)

キケン度
症状 イヤなニオイがするだけでなく、この炎症が周囲の骨を壊して進行し、難聴になったり、三半規管まで壊して、めまいがおこることも。
原因 原因ははっきりとわかっておりませんが、乳幼児期の急性中耳炎や滲出性中耳炎や鼻すすりなどが関与していると考えられてます。
注意事項 顔面神経マヒを起こすこともあり、悪化すると顔が曲がってしまうこともあります。治療も大変で、手術による摘出が必要になります。

いかがでしたか?中耳炎は慢性化するととても怖い病気ですね…。

ほとんどの子が経験する急性中耳炎は、原因となる鼻水をこまめに吸引する事、
そして症状が良くなったからといって、薬の服用や通院を途中でやめないことが大切です!



子どもはどうして中耳炎になりやすいの?
鼻と耳は、 「耳管」という管でつながっています。子供の耳管は大人の耳管に比べ、短くて水平になっているので、鼻水が入りやすいのです。
集団生活が感染の原因に さらに、保育園などの集団生活でお子さんがお友達から風邪をもらってしまい、中耳炎になってしまうケースもとても多いのです。子供は上手に鼻がかめない 極めつけに、子供は5~6歳ぐらいまで上手に鼻がかめません。そのため鼻水がたまりやすく、中耳炎を起こしやすくしています。


中耳炎を治す方法を教えて!
残念ながら、中耳炎は放っておいても自然には治りません。
それどころか、悪化してしまいます。中耳炎かな?と思ったらスグに耳鼻咽喉科や小児科で診断してもらいましょう。
お医者さんが耳の中を調べてくれます。では、もし中耳炎と分ったら、どんな治療法があるのでしょうか?

病院でのケア

抗生剤による治療
中耳炎は、細菌による炎症がほとんどなので、【抗生剤】を使います。この方法だと、3~4日すると症状は軽くなり、10日ぐらいで治ると言われています。それでも治らない場合、薬に対する耐性が強い菌が住みついている可能性があります。
その場合は、お医者さんに相談してみましょう!

鼻から薬液を吸入する、ネブライザー治療
治療の基本は、耳はもちろん、原因となっている鼻やのどの処置・投薬です。ネブライザー治療は、鼻から薬液を吸入する方法です。まず、吸引機を使い、中耳炎の原因となっている鼻水を吸ってもらいます。(※)次に、ネブライザーで薬液を鼻の粘膜に直接噴霧してもらいます。これによって鼻の通りをよくすることができますよ!
※病院での鼻水吸引だけでなく、家庭でのお鼻のケアも重要です。

ひどい時は手術も…
中耳炎の症状によって、鼓膜を切開して膿などを取り出す処置を行うこともあります。
「鼓膜を切って大丈夫??」と心配かもしれませんが、鼓膜は数日すれば塞がります。
でも、手術は子供への負担や費用や考えると、できるだけ避けたいもの。そのためにも、中耳炎かな?と思ったら早めに受診しましょう!

治療は忍耐強く続けましょう
治ったと判断して、途中で治療をやめてしまってはキケン!繰り返し発症してしまう原因になるので、お医者さんに完治したと言われるまではしっかりと治療を続けましょう!


中耳炎を予防する方法はありますか?
中耳炎は、かかってしまうととっても大変。できればつらい思いをする前に、しっかり予防対策をしたいもの。では、どうしたらいいのでしょう?


中耳炎を予防する7つの方法

1. おうちで鼻水をこまめに吸ってあげる

子供の中耳炎のほとんどは、鼻水が原因。鼻水には大量の細菌やウイルスが含まれています。再発を繰り返す方や反復性中耳炎の方は特に、鼻水ケアを念入りにしましょう。

2.「小児用肺炎球菌ワクチン」を接種する

中耳炎の原因菌に「肺炎球菌」というものがあります。これは、小児用肺炎菌ワクチンを打つことで中耳炎を予防できるといわれています。
※日本では、小児用肺炎菌ワクチンは、中耳炎の治療において「承認外の効能」とされていて含まれていませんが、欧米では対象となっています。このワクチンで、米国では7%、フィンランドでは6%、中耳炎にかかる子供が減少したそうですよ!
 

3.ミルクは赤ちゃんの頭を立てた状態で飲ませる

哺乳瓶を使った授乳が原因で「ミルク性中耳炎」になることがあります。これは、授乳のときに姿勢が水平になったことで、ミルクが耳管を通じて中耳に流れこみ、炎症を起こすものです。

できるだけ頭を起こした姿勢(母乳に近い姿勢)で授乳したり、授乳後にゲップさせるなどで防げます!
 

4. タバコの煙を避ける

タバコの煙には、青酸ガスが含まれています。子供はこの青酸ガスの影響を受けやすく、中耳炎になりやすいのです。そのため、喫煙者がいる家庭の子供には中耳炎が多いのだとか。子供はタバコの煙から遠ざけるようにしてあげて下さい!
 

5. おしゃぶりは長い時間使わせない

生後12か月以上経ってもおしゃぶりを使用している子供は、中耳炎にかかりやすいと言われています。おしゃぶりを続けることで、のどや鼻の空間に陰圧を感じ、耳管に悪影響があるからです。中耳炎を繰り返したり、長引いてしまっている場合は、おしゃぶりの使用を中止しましょう。
 

6. 免疫をつける食事をとる

食事にも気を付けましょう。野菜、果物、魚介類などが、免疫増進効果が高いといわれています。 野菜、果物には「ファイトニュートリエント」が、魚介類にはオメガ3という免疫増進物質が含まれています。特に天然の鮭にはオメガ3が最も多く含まれていて、子供にも安全!
 

7. 環境アレルゲンを排除する

ホコリなどの環境アレルゲンは、鼻づまりの原因。腫れを引き起こして耳管を塞いでしまいます。赤ちゃんが眠る部屋は、こまめに掃除をしてあげましょう。
こういった対策が効果的です!日ごろからのケアを心がけましょう♪

中耳炎のときはお風呂に入っても大丈夫?
痛みが落ち着いて、熱もなければ、お風呂に入っても大丈夫!もし心配な場合はお医者さんに相談をしましょう。


中耳炎になりやすい子、なりにくい子がいるって本当?
中耳炎は、なりやすい子となりにくい子がいます。そのちがいは、「体質」が大きく関係していて、遺伝によるものが大きいのです。ご両親のどちらかが以下のような体質を持っていると、子供にも引き継がれる可能性が高くなります。参考にしてみてくださいね。

【耳の中の機能】
中耳内の換気機能・圧力開放機能が弱い:飛行機に乗った時など、耳の中で空気がつぶれる音がしたり、耳鳴りしませんか?

【リンパ組織】
扁桃腺、アデノイドなどのリンパ組織が弱い:扁桃腺の病気にかかったり、風邪をひいた時に腫れてしまった経験がありませんか?

【アレルギー】
アレルギー体質による鼻炎がある:花粉、ハウスダストなどでくしゃみ、鼻水に悩まされていませんか?



中耳炎がなかなか治らないのですが…
抗生剤を飲んでもなかなか治らない…そういう場合は、【薬剤耐性菌】(薬剤に耐性がある菌)に感染しているのかも。抗生剤を正しく処方しないと、【薬剤耐性菌】を増やしてしまう可能性があるので、必ずお医者さんに相談を!治らない中耳炎には、鼓膜を切り開いて、膿(うみ)を取りだす場合もあります。



夜間に中耳炎になってしまったら?
夜間に急な耳痛があり、「中耳炎かな?」と思ったら、耳鼻科の夜間診療所に行くのがいちばんですが、それが難しい場合は、応急処置をしましょう!
応急処置
・保冷シートなどを適当な大きさにカットし、耳を包むように貼って耳を冷やす
・鎮痛解熱剤を使用する

この方法で対処しましょう!しばらく痛みを和らげることができます。でも、これらは応急処置に過ぎないので、翌日すぐに耳鼻科で受診してもらい、適切な治療を受けてくださいね!
耳鼻咽喉科医 三塚沙希監修
 
耳鼻咽喉科医 三塚沙希監修
  子どもにどんな食べ物を与えるかが、今後の成長に大きくかかわります。
手遅れにならないための食知識
ママが子どもに願う事。それは、ママによって様々だと思います。しかし、全てのママに共通する一番の願いは、自分の子どもが元気で健やかに成長していく事ではないでしょうか。子どもが成長していく上で重要な役割をになうもの、それは、「食」。2~7歳の子どもを持つママへのアンケートによると、子どもの 「食」について何らかの悩みを持っているママは、9割以上にのぼります。 有効回答数7832件
図 図
放射性物質、合成甘味料、野菜の栄養量減少などなど・・・ 子ども達の健やかな成長をおびやかす現代の「食」の問題が、どんどん大きくなっています。 みなさんは、普段自分が子どもに与えている食べ物が子どもにどのような影響を及ぼすか、しっかり把握されていますか? たとえば、多くのお菓子やジュースに大量に含まれている合成甘味料が、子どもの「ガン」や「脳腫瘍」のリスクを増加させていることは、ご存知ですか? 子どもは、自分で栄養配分を考えて食べものを選ぶことができません。ママが与えたもの、食べたいものを食べたい分だけ食べるのです。だから、ママには、こどもに必要な栄養を考えて安全な食べ物を与えるという、親としての責任があると私たちは考えています。正しい栄養管理には、食についての正しい知識が必要です。 これから、子どもを愛するママにこそ知っていてほしい、食についての正しい情報をお伝えします。

手遅れになる前に

「身体は食べたもので作られる」と言われますが、これは裏を返せば「有害なものを食べれば、体は有害なものでできてしまう」ということに他なりません。親なら、子どもには安全な食べ物で健康に育ってほしいと誰しも願うものです。しかしながら、放射能に汚染された食物による内部被ばくの疑いや、堂々と売られている合成甘味料トランス脂肪酸入りの食品など、食に関する不安は尽きることがありません。手遅れになる前に、正しい栄養の知識を身に付けること。それが、将来にわたっての子どもの健康を守ることになるのです。

放射線とガンの関連性

人体が放射線にさらされることを「被ばく」といいます。人の体は細胞でできていて、細胞の中には水分や酵素等のタンパク質、遺伝子を構成するDNAなどが入っています。被ばくすると、放射線が細胞の中のDNAを傷つけます。被ばく量が少なければ、DNAの傷は自動的に修復され、細胞は正常な状態に戻りますが、被ばく量が多い場合、DNAが完全に壊れ、細胞は正常な修復ができなくなります。この壊れたDNAこそが、細胞をガン化させるのです。

図

成長途中の子どもの体の中では、驚くべきスピードで細胞分裂が行われています。子どものDNAに傷がつけば、異常なDNAを持った細胞も、同じスピードで増えていくことになります。「小さな子どもほど放射線の影響を受けやすい」と言われるのはこのためなのです。

外部被ばくと内部被ばく

体の外にある放射性物質から放射線を受ける事を「外部被ばく」と呼びます。一方、放射性物質で汚染された食物を食べたり、放射性物質を呼吸と共に吸い込んだりして、体の内側から被ばくすることを「内部被ばく」といいます。外部被ばくと違い、内部被ばくでは体内に入った放射性物質が体外に排出されるまでの間、至近距離からピンポイントで強い放射線を継続的に浴び続けることになるため、放射線量が低くても危険性が高く、ガンが発生しやすいと言われています。

注意すべき「食」

放射性物質は今や、雨水や漏水と共に海へ、気流に乗って陸へ、と広範囲に広がってしまっています。そこで収穫される野菜や米、魚なども放射性物質が含まれていると、私たち親は疑ってかかるべきなのかもしれません。 もちろん、汚染されていない、数値の低い食物もたくさんありますが、それらを理解したうえで、産地や食材に注意したいものです。子どもは、親が与えるものしか食べることができません。ですから、子どもの食べ物に関しては、大人の食べ物以上に気を付けるのが、親の責任であるといえるのではないでしょうか。
食べてはいけない!子どもに危険な食品
世の中に出回っている食品には、長期にわたって摂取すると健康被害が懸念される物質が含まれている物がたくさんあります。これらの物質は、抵抗力の弱い子供には絶対に与えるべきではありません。

図

お菓子を買うなら裏を見て!

甘味料の中でも特に合成甘味料は、自然界に存在しない甘み成分を化学的に合成して作るもので、子供には摂らせたくない物質です。これらは、体内で分解・代謝されないために「ゼロカロリー甘味料」として、「カロリーオフ」を謳う商品に含まれています。また、砂糖の数百倍の甘さを持ち、使用する量が少なくて済むことから、お菓子や清涼飲料水を始めとした様々な食べ物に、甘味料として使われています。

危険な合成甘味料

アテルスパーム
ホルモンの合成研究中に発見された甘味料。腎臓機能に障害を起こす恐れがあると言われており、脳腫瘍や発がん性の可能性も指摘されています。 アスパルテームの大部分を構成するフェニルアラニンとアスパラギン酸は、単体で摂取すると両方とも脳細胞を興奮させ、死に至らしめる興奮性毒であることが判明しています。
 
アセスルファムカリウム(アセスルファムK)
発がん性の疑いで使用禁止になった甘味料サッカリンやチクロに構造が酷似しており、問題視されています。
 
スクラロース
農薬の研究中に偶然発見された甘味料。分子構造に塩素を持ち、肝臓や免疫系統に障害をもたらすと言われています。ダイオキシンやPCBなど同じ括りの「ハロゲン化合物」という物質であり、138℃以上の高温で塩素ガスを生成します。
現在の日本では、これらの合成甘味料を「体内に入る量が少ないので、人体に影響はない」としています。しかし、「人間が長期間摂取しても安全だ」というデータは非常に少なく、ましてや成長期の子供たちに、将来的に健康被害が起こらない、というデータもありません。
お菓子や清涼飲料水を買うときには、裏面の原材料表示をよく見て、これらが含まれていないものを買うようにしましょう!
 

「食べるプラスチック」トランス脂肪酸

植物油は動物油よりもヘルシーであるとして昔から使われてきましたが、不安定で酸化しやすく、常温では液体であるため、加工しにくいという欠点があります。これを、脂肪分子に水素原子を加える加工を行い、工業的に使いやすくした油脂、それこそが別名「狂った油脂」と呼ばれる「トランス脂肪酸」なのです。 トランス脂肪酸はプラスチックとそっくりな分子構造をしており、心筋梗塞や狭心症のリスクを増加させ、肥満を発症させやすくし、アレルギー疾患の原因となり、妊婦においては胎児の体重減少、流産、死産を生じさせる可能性があることが知られています。また、難病との因果関係が証明されており、先進国では厳しく使用規制をされています。

トランス脂肪酸は主にマーガリンやショートニング、ファットスプレッド、植物性クリームなどに含まれています。日本においては、残念ながら含有表示すら義務付けられていないため、トランス脂肪酸を摂らないためには、原材料に「マーガリン」「ショートニング」「食用精製加工油脂」等と表示されている商品を避ける程度しか対策がないのが現状です。
栄養の「基盤」を整えよう

「生物は一番足りない栄養素の分までしか生育しない」

これは、「ドベネックの桶」と言われる、ドイツの科学者リービッヒが唱えた植物の生育に関する理論です。この理論では、植物の成長を水を満たした木桶に例えます。一枚の板を一つの栄養素と考えて、どれか一つの栄養素でも足りないと、植物は一番足りない栄養素の分までしか生育しないとされています。 私たちの体も、同じく桶に例えることができます。風邪予防にビタミンCが効くからと言って、ビタミンCばかりをたくさん摂っても、他の栄養素が足りなければ、ビタミンCは本来の力を発揮できず、風邪を予防することができません。大人向けサプリメント等で「ベースサプリメント」として、マルチビタミンを摂ることを推奨しているのはこの考え方によるものです。
栄養はバランスよく摂り、基礎を固めてはじめて体に役立つもの。 子供のこれからの体作りのために、「炭水化物」「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」「脂質」からなる「5大栄養素」を中心に、栄養の基盤を整えていきましょう。
きちんと食べてるつもりでも…
日本人の食事摂取基準2010」によれば、3~5歳児の一日の栄養所要推奨量は
カルシウム:600㎎ ビタミンC:45mg カロチン(ビタミンA):450μg
とされています。どの位の量なのかピンとこないので、わかりやすく食べ物で換算してみましょう。

大人なら食べられそうな量ですが、幼児が毎日食べ続けられる量ではありませんね。
減少する野菜の栄養
化学肥料を多用する栽培方法への変化や、よりえぐみがなく食べやすい野菜を目指した交配などにより、野菜の持つ栄養量はどんどん減っています。たとえばほうれん草100gに含まれるビタミンCの値は、1951年には150mgでしたが約50年後の1994年には、わずか35㎎にまで減少しているのです。

さらに、加熱など調理の過程でも、野菜の栄養素は抜けてしまいます。 十分な量の野菜を食べているつもりでも、実は栄養素が不足してしまっているのです。
ビタミン剤の役割

ビタミンとはなんなのか?

「体の調子を整える」「健康を維持する」何となく、体に必要な物だと思っているけれど、体にどう効くの?何に効くの?たくさん種類があってよくわからない…それがビタミンではないでしょうか。 私たち生物が活動するとき、体の中では様々な化学反応(代謝)が起こっています。その化学反応を起こす物質が、近年注目されている「酵素」です。ただし、ほとんどの酵素は、単体で代謝活動を行うことができません。酵素が活動するには、「補酵素」と呼ばれる、酵素の働きを助ける物質が必要となります。この「補酵素」という物質こそがビタミン。つまり、ビタミンとは、生体活動を助ける働きをする栄養素なのです。 補酵素にはビタミンだけでなく、ミネラルにも含まれます。
脳にも体にも効くビタミン!

ビタミンは「体の機能に必要な栄養素」ととらえてしまいがちですが、実はビタミンは、子供の脳の発達にも、大 きく関わる栄養素です。 ビタミンやミネラルといった「補酵素」と呼ばれる栄養素は、代謝をつかさどる物質である酵素と結びついて、「タンパク質」「脂肪」「糖類」を分解し、脳の栄養となる「ブドウ糖」を作り出し、脳にエネルギーを与える役割を果たします。私たちが何かを考えるとき、脳内では酵素が神経を伝達する物質を一瞬にして作り出していますが、ビタミンやミネラルがなければ、酵素は働くことができません。脳内で酵素を働かせるためには、ビタミンが不可欠なのです。 イギリスでは、マルチビタミンとマルチミネラルのサプリメントを摂取した12~3歳の児童の非言語性IQが、8か月で10ポイント上昇したという研究結果も出ています。子供の体の働きだけでなく、脳が健やかに働くためにもビタミンが必要なことがわかる研究結果と言えるでしょう。
骨を作る栄養「カルシウム」
カルシウムは骨や歯などをつくる栄養素としてよく知られており、乳製品や、小松菜などの葉物、丸ごと食べる魚介類に多く含まれます。ただし、カルシウムの吸収率は乳製品でも約50%と低く、不足しやすい栄養素となっています。 体内のカルシウムは、その99%が骨や歯に蓄えられています。残りの1%が血液中に存在し、骨や歯を作るほか、筋肉の動きをスムーズにしたり、免疫機構を助ける働きをしています。骨や歯はカルシウムの貯蔵庫になっていて、血液中のカルシウムが少なくなると、骨や歯から足りない分を取ってきます。カルシウム不足で「骨粗鬆症」になってしまうのはそのためです。 学校保健の統計調査によると、日本人の身長平均値は、2000年度代をピークにゆるやかに低くなっていることがわかります。これは、食事におけるカルシウムの不足と深く関わりがあると考えざるを得ません。

火山が多くカルシウムの少ない土壌で暮らす日本人は、古来から魚を食べることでカルシウムを補ってきました。 しかし近年では調理の面倒や環境汚染懸念による魚の敬遠など、いろいろな原因で魚を食べる機会が減ってきており、魚からカルシウムを摂取することが難しくなってきています。その上、カルシウムは体に吸収されにくく、吸収率が良いとされる乳製品でも約50%、小魚類で約30%、葉野菜や海藻で約20%程度しか吸収されません。 子供の成長は骨の成長であるとも言われています。摂りにくく吸収されにくい栄養だからこそ、カルシウムと、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを意識して摂ることが大切であると言えるでしょう。
食物繊維はお腹の味方
便秘の子供は意外と多いもの。「出ない」→「溜まる」→「いきむと痛い」→「もっと出ない」の悪循環に陥る前に、腸内環境を改善してあげたいものです。 するんと出すには食物繊維 便秘は、大腸の運動が弱まり、排便が滞るために起こります。繊維分の少ないジャンクフードや柔らかいものばかりを食べ続けていると、腸の粘膜が刺激されず慢性的な便秘になりやすくなります。腸を刺激して蠕動を起こさせ、よい便をスルンと出すためには、成人で毎日18~20g、3~5歳の子供で10g程度の食物繊維質をとることが推奨されています。食物中の繊維は、人間の体の中ではほとんど消化されることがなく、腸の中で水分を吸ってふくらみ、腸の動きを促進させ、腸内の悪玉菌を減らして腸内菌のバランスを整えてくれる働きもあります。 よい便のためには、腸内の善玉菌を増やすことも大切です。ヨーグルトやチーズ、納豆など善玉菌を多く含む食品を積極的に食べたり、善玉菌の餌になるオリゴ糖を砂糖代わりに使うなど少しの工夫をプラスすることで、腸内環境はより改善されます。
脳の働きにも繊維が有効!
昔の栄養学では、「食べ物のカス」と考えられてきた食物繊維ですが、整腸作用の他にも、さまざまな効用があることがわかっています。 なかでも、「血糖値の抑制効果」は、大人だけでなく子供にとっても大切な要素です。白米やパンなどは食後速やかにブドウ糖に変化して血液に溶け、「血糖」として脳のエネルギー源となりますが、急激に血糖値が上がると、私たちの体は、上がった血糖値を下げようとして大量のインスリンを出します。そして、このインスリンの大量放出により、血糖値は急降下するのですが、血糖値の乱高下は、子供のIQに悪影響を及ぼすことがアメリカの研究で明らかになっており、血糖値が急激に上がらないように気をつけなくてはなりません。食物繊維は、食事と一緒に摂ることで糖の吸収スピードを下げ、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれる働きがあるのです。血糖値の上昇がゆっくりになれば、脳へのエネルギー供給が安定して行われることになり、結果として子供の脳を最適な状態で働かせることができるのです。
子供の脳にこそDHAを!

魚を食べると頭が良くなる?

DHAは、正式名を「ドコサヘキサエン酸」といい、青魚や天然のマグロに多く含まれる、「オメガ3必須脂肪酸」と呼ばれる種類の油です。生物の細胞は、すべて「細胞膜」という、油からできた膜でおおわれています。「オメガ3必須脂肪酸」には、この細胞膜を柔らかくする働きがあるのです。脳の細胞膜が柔らかくなると、脳細胞同士の情報伝達がスムーズに行われます。魚を食べてDHAを補給すれば、「頭の回転が速い」状態となり、結果として脳の性能が高くなるのは事実と言えるでしょう。

脳細胞の数は5歳で決まる!

人間は、生まれてから5~6歳までに脳細胞が盛んに分裂し、脳細胞の数が決まると言われており、この時期にDHAが極端に不足すると、知能の発育が遅れることが知られています。また、脳内には「神経成長因子」という脳細胞を成長させるホルモンが存在し、DHAはこのホルモンの生産性を高める働きがあります。DHAが不足すると、ホルモンがうまく働かず、脳の発育が遅くなるというデータもあります。体内では作れず、母乳や粉ミルク()にも含まれているDHA。日々発育し発達する子供の脳にこそ、積極的に与えるべき栄養素なのです。 一部含まれていない商品もあります
お魚、食べてますか?
DHAやEPAなど、脳に良い成分は、魚にたくさん含まれていることは、みなさんよくご存知の事と思います。しかし、近年の環境の問題などにより、積極的に魚を食卓に出すことに躊躇してしまうママも多いのではないでしょうか。

たとえば、放射線によって傷ついた遺伝子は、ガン化しやすくなります。「成長」とは、遺伝子をコピーすること。もしも傷ついた遺伝子がそのままコピーされ、どんどん増えれば、それに伴ってガン化のリスクも高くなります。大人よりも、成長著しい子供の方が放射線の影響を受けやすいのはそのためです。残念ながら、魚は移動するため、安全なものを選んで買うことの難しい食材です。安全なDHAやEPAを子供に与えるためには、栄養補助食品などの利用を考える時代が来ているのかもしれません。
耳鼻咽喉科医 三塚沙希監修
 
>>予防接種の総合ページはこちら >>任意接種の早見表はこちら

定期接種の早見表

ワクチン名 ワクチン 予防できる病気 接種年齢
インフルエンザ菌b型(ヒブ) 不活化 インフルエンザ 生後2か月~5歳 インフルエンザ菌b型(ヒブ)
小児用肺炎球菌 (PCV7) 不活化 細菌性髄膜炎、 菌血症、 菌血症を伴う肺炎 生後2ヶ月以上~5歳未満 小児肺炎球菌
四種混合 (DPT-IPV) 不活化 百日ぜき、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎(小児マヒ) 満3か月~7歳6か月未満 ※三種混合・ポリオ予防ワクチンいずれも接種していない事 四種混合
二種混合 (DT) 不活化 ジフテリア、 破傷風 第1期:生後3ヶ月~7年6ヶ月未満(三種混合) 第2期:11歳以上13歳未満 二種混合
二種混合 (MR) 麻しん (はしか)、 風しん 1期:生後12ヶ月~24ヶ月 2期:5歳以上7才未満の小学校就学前の1年 二種混合
BCG 結核 生後11ヶ月まで BCG
日本脳炎 不活化 日本脳炎 第1期:生後6~7年6ヶ月未満に初回 初回接種1年後を経過した時期に追加摂取 第2期: 9~13歳未満 日本脳炎
ヒトパピローマウイルス 不活化 子宮頸がん 12~16歳 ヒトパピローマウイルス
ワクチン:不活化 予防できる病気:インフルエンザ 接種年齢:生後2か月~5歳 インフルエンザ菌b型(ヒブ)
  ワクチン:不活化 予防できる病気:細菌性髄膜炎、菌血症、菌血症を伴う肺炎 接種年齢:生後2ヶ月以上~5歳未満 小児肺炎球菌
  ワクチン:不活化 予防できる病気:百日ぜき、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎(小児マヒ) 接種年齢:満3か月~7歳6か月未満※三種混合・ポリオ予防ワクチンいずれも接種していない事 四種混合
  ワクチン:不活化 予防できる病気:百日ぜき、ジフテリア、破傷風 接種年齢:第1期:生後3ヶ月~7年6ヶ月未満 第2期:11歳以上13歳未満(二種混合DT) 三種混合  
  ワクチン:不活化 予防できる病気:ジフテリア、 破傷風 接種年齢:第1期:生後3ヶ月~7年6ヶ月未満(三種混合) 第2期:11歳以上13歳未満 二種混合  
  ワクチン:生 予防できる病気:麻しん(はしか)、風しん 接種年齢:1期:生後12ヶ月~24ヶ月  2期:5歳以上7才未満の小学校就学前の1年 二種混合  
  ワクチン:不活化 予防できる病気:急性灰白髄炎(小児マヒ) 接種年齢:生後3ヶ月~7年6ヶ月未満 ポリオ  
  ワクチン:生 予防できる病気:結核 接種年齢:生後11ヶ月まで BCG  
  ワクチン:不活化 予防できる病気:日本脳炎 接種年齢:第1期:生後6~7年6ヶ月未満に初回 初回接種1年後を経過した時期に追加摂取 第2期:9~13歳未満 日本脳炎  
  ワクチン:不活化 予防できる病気:子宮頸がん 接種年齢:12~16歳 ヒトパピローマウイルス
小児科医 浦島崇監修
 
>>予防接種の総合ページはこちら >>定期接種の早見表はこちら

任意接種の早見表

ワクチン名 ワクチン 予防できる病気 接種年齢
A型肝炎(VPD) 不活化 A型肝炎 1歳以上 インフルエンザ菌b型(ヒブ)
B型肝炎(HBV) 不活化 B型肝炎、 将来の膵臓がん 生後すぐ~ 小児肺炎球菌
ロタウイルス ロタウイスル感染症 生後6週目以降 四種混合
水痘ワクチン (※1) 水疱瘡(みずぼうそう) 水疱瘡にかかっていない、あるいは感染の可能性が発生してから3日以内の1歳以上 三種混合
ムンプスワクチン おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) おたふくかぜにかかっていない1歳以上 二種混合
インフルエンザ 不活化 インフルエンザ 全年齢(一般的には1歳以上) 二種混合
 
ワクチン:不活化 予防できる病気:A型肝炎 接種年齢:1歳以上 インフルエンザ菌b型(ヒブ)
  ワクチン:不活化 予防できる病気:B型肝炎、将来の膵臓がん 接種年齢:生後すぐ~ 小児肺炎球菌
  ワクチン:生 予防できる病気:ロタウイスル感染症 接種年齢:生後6週目以降 四種混合
  ワクチン:生 予防できる病気:水疱瘡(みずぼうそう) 接種年齢:水疱瘡にかかっていない、あるいは感染の可能性が発生してから3日以内の1歳以上 三種混合
  ワクチン:生 予防できる病気:おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) 接種年齢:おたふくかぜにかかっていない1歳以上 二種混合
  ワクチン:不活化 予防できる病気:インフルエンザ 接種年齢:全年齢(一般的には1歳以上) 二種混合
(※1) 水痘ワクチンは、2014年10月から定期接種化される予定です。
小児科医 浦島崇監修
 

予防接種

小児科医 浦島崇監修
 
予防接種はなぜするの?
ウイルスや細菌によって起こる感染症の中には、一度かかると免疫ができ二度とかからずにすむものがあります。 そのことを利用して、実際に感染しないうちに体の中に免疫を作ろうというのが予防接種の目的です!
予防接種の種類
定期接種と任意接種 現在、実地されている予防接種は、「定期接種ていきせっしゅ」と「任意接種にんいせっしゅ」の2種類あります。
定期接種 任意接種
費用 無料(ほとんどが自治体が費用を負担) 受けるかどうかは親が決める。 費用は自己負担。地域によって異なる。
ワクチン BCG 三種混合(百日ぜき、ジフテリア、破傷風) 麻しん・風しん 日本脳炎 ポリオ インフルエンザ おたふくかぜ 水ぼうそう…など
(※2013年現在)
ワクチンの種類

ワクチンの種類

予防接種に使用されるワクチンには、「生ワクチン」、「不活化ワクチン」、「トキソノイド」というものがあります。  

生ワクチン

・病原微生物の毒性を弱めたもの。 ・病気に感染したのと同様の状態にして免疫をつくる。 ・1回の接種でも充分な免疫をつくることができる。 ・自然感染よりは免疫力が弱いので、5~10年後に追加接種する場合もある。 ・ワクチンの種類によっては、2~3回の接種が必要なものもある。 ・副反応としてもともとの病気のごく軽い症状がでることがある。

不活化ワクチン(ふかつかワクチン)

・定期接種の中で一番多いタイプ。 ・ウイルスや細菌の毒性をなくして、免疫をつくるのに必要な成分だけを製剤にしたもの。 ・接種しても、その病気になることはないが、残念ながら1回の接種では免疫が充分にはできない。 ・ワクチンによって決められた回数の接種が必要。

トキソイド

感染症によっては細菌の出す毒素が、免疫をつくるのに重要なものもあり、 この毒素の毒性をなくし、 免疫をつくる働きだけにしたものがトキソイド。不活化ワクチンとほとんど同じもの。
予防接種の早見表
>> 定期接種の早見表はこちら >> 任意接種の早見表はこちら
定期接種

MR(麻しん・風しん)混合ワクチン

予防する病気 麻しん(はしか)、風しん
対象 1期と2期に分かれます。 1期:生後12ヶ月~24ヶ月になるまでの間です。 2期:5歳以上7才未満の小学校就学前の1年です。
方法 生ワクチンの皮下注射で、1、2期とも1回接種をします。
注意点 接種後に、発熱、発疹がでることがあります。 生後12ヶ月未満に麻しんや風しんに感染したり、単独で予防接種を受けたりしても、1期の対象年齢に達した場合は接種できます。

二種混合ワクチン DT(ジフテリア、破傷風)※3種混合ワクチンの2期にあたる

予防する病気 ジフテリア、破傷風
対象 11歳から13歳未満が対象です。
方法 トキソイドの皮下注射です。 三種混合ワクチンの第2期接種にあたるのが二種混合ワクチンです。 三種混合ワクチンから百日ぜきを除いたものを1回接種します。
注意点 副反応は特に見られません。

BCGワクチン

予防する病気 結核
対象 生後11ヶ月までに1回接種します。
方法 生ワクチンをスポイトで滴下し、塗布した後に、9本の針のついた管針のスタンプを2ヶ所に押して接種します。
注意点 接種後は、接種部位のワクチンが乾くまで触らないようにしてください。 BCGの後が水疱になり、化膿することがあります。 4種混合や3種混合接種が終わった生後5か月~7か月ごろの摂取がおすすめです。年齢が低いと副作用が大きくなる可能性があったり、先天性免疫不全症の診断がつけにくいため、生後3か月未満での接種は控えた方がよいでしょう。
 

日本脳炎ワクチン

予防する病気 日本脳炎
対象 第1期と第2期に分けて摂取します。 第1期:初回は生後6ヶ月~7年6ヶ月未満(標準は3歳)のときに1~4週間隔で2回接種します。追加接種は、初回接種1年後を経過した時期(標準で4歳)に1回行います。 第2期:9~13歳未満(標準では小学4年生)で1回行います。
方法 不活化ワクチンの皮下注射を行います。
注意点 副反応としては、接種部分が赤くなったり、痛みがでることがあります。 発熱やけいれん、頭痛などを伴うADEM(急性散在性脳脊髄炎)を起こす危険性があるといわれていますが、ワクチンとの因果関係ははっきりしていません。接種後30分程度は病院内にいることをおすすめします。
 

四種混合ワクチン(百日ぜき、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオワクチン)

予防する病気 百日ぜき、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎(小児マヒ)
対象 満3か月~7歳6か月未満で、三種混合・ポリオ予防ワクチンいずれも接種していない子供が対象です。
方法 不活化ワクチンの皮下注射を行います。 初回接種は20~56日の間隔をおいて3回、 追加摂取は初回接種から6ヶ月以上の間隔をおいて1回、合計4回接種します。
注意点 接種後、注射部位が赤くなったり、腫れたり、しこりがあげれられます。
 

Hibヒブワクチン

予防する病気 Hib髄膜炎
対象 生後2ヶ月以上5歳未満の希望者が対象です。
方法 不活性ワクチンの皮下注射です。 初回接種は、生後2ヶ月目以降に4~8週間の間隔をあけて3回行います。 その1年後に追加接種を1回行います。
注意点 接種時期が四種混合と重なるため、同時接種が理想です。 接種後、接種部位の腫れや赤みのほか、まれに発熱を起こすことがあります。
 

小児用肺炎球菌

予防する病気 細菌性髄膜炎、菌血症、菌血症を伴う肺炎
対象 生後2ヶ月以上から5歳未満の子供が対象です。
方法 不活化ワクチンの皮下注射です。 標準的なスケジュールでは4週間隔で3回、生後12~15か月齢に4回目を接種します。初回の接種月齢・年齢によって接種間隔・回数が異なります。【生後2~6か月】 4回接種。各4週間以上あけて3回接種、3回目から60日以上あけて生後12~15か月に4回目。【生後7~11か月】 3回接種。1回目から4週間以上あけて2回目。 2回目から60日以上あけて生後12~15か月で3回目。【1歳】 2回接種。1回目から60日以上あけて2回目。【2~5歳】 1回接種
注意点 接種後、注射部位の赤み、腫れ、痛みを伴う場合があります。 全身的な症状として発熱する場合もあります。
 

水痘ワクチン(みずぼうそうワクチン)

予防する病気 水疱瘡(みずぼうそう)
対象 水疱瘡にかかっていない、もしくは感染者と接触して3日以内の、1歳以上の児
方法 生ワクチンの皮下注射を1~2回行います。 1回目の接種から約3か月後に2回目を摂取。しっかりと免疫をつけるためにできるだけ2回接種してください。
注意点 接種後に軽い発熱、発疹がみられることがあります。 かかりやすい病気なので、1歳になったら早目に受けるようにしましょう。
 

ロタウイルス

予防する病気 ロタウイスル感染症
対象 生後6週目以降の子供が対象です。
方法 口から飲む生ワクチンです。 4週間以上の間隔をあけ、ワクチンの種類によっては2回または3回接種します。・ロタリックス(1価ワクチン): 4週間隔で2回接種します。 初回は生後14週6日までに、2回目は生後24週目までに完了させます。・ロタテック(5価ワクチン): 4週間間隔で3回接種します。 初回は生後14週6日までに、3回目は生後32週目までに完了させます。
注意点 まれに腸重積や下痢症状を認めることがあります。
 

B型肝炎

予防する病気 B型肝炎
対象 母親がキャリアの場合は生後すぐに接種を行います。定期接種は生後2ヶ月以降の児が対象となります。
方法 不活化ワクチンの皮下注射です。 4週間隔で2回、その後20~24週後に1回の全3回接種します。
注意点 接種後、体のだるさ、頭痛、注射部位が赤くなったり、痛くなったり、腫れたりすることがあります。
 
任意接種

インフルエンザワクチン

予防する病気 インフルエンザ
対象 法的には全年齢ですが、少なくとも6ヶ月以上、一般的には1才以上が対象です。
方法 不活性ワクチンの皮下注射です。 6か月~13歳未満は3~4週間間隔で2回、13歳以上は1回接種します。 流行前に2回の摂取がおわるように、1回目を10月中、2回目を11月中に摂取するのが良いでしょう。 抗体が持つのは5か月程度なので、毎年摂取しましょう。
注意点 副反応はほとんどありませんが、流行のものと種類が異なると効果はありません。 また、卵アレルギーがある場合も接種可能であることが多いのでかかりつけ医に相談してください。
 

ムンプスワクチン

予防する病気 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
対象 おたふくかぜにかかっていない1歳以上の希望者が対象です。 保育園入園などかかりやすい時は1歳未満でも摂取することがあります。
方法 生ワクチンの皮下注射を1~2回行います。 1回目の接種から2~4年後に2回目を摂取。しっかりと免疫をつけるためにできるだけ2回接種してください。
注意点 接種後2~3週間に発熱、耳下腺のはれ、まれには髄膜炎を起こすことがあります。
 

A型肝炎

予防する病気 A型肝炎
対象 1歳以上が対象です。
方法 不活化ワクチンの皮下注射または筋肉注射です。 2~4週間間隔で2回接種し、その約半年後に3回目を接種します。
注意点 微熱、じんましん、注射部位の痛み、赤み、腫れ、倦怠感、頭痛、下痢、筋肉痛が約6%見られます。
 
小児科医 浦島崇監修
 
2013年は春から夏にかけて風疹が流行しました。風疹は妊娠中の母親が感染すると、赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあるウィルスで、妊婦にとっては絶対避けるべき病気のひとつです。 そんな中、10代から20代前半の若い妊婦ほど、風疹ウィルスの抗体が足りない人が多いと報告されています。国立成育医療研究センターが全国の妊婦2万人余りを調べた結果、抗体が十分にない人が10代の妊婦では4割、20歳から24歳では3割、25歳以上の年代では2割程度だったそうです。 2006年度以降、国は風疹ワクチンの定期接種を1回から2回に増やしていて、この対象である現在23歳以下の男女は抗体が十分にあると考えられていたので、予想外の事態となっています。定期接種が義務ではないことで、若い妊婦の接種率が低いか、もしくは接種していても免疫が 十分にできていない可能性があると考えられます。 また、現在の風疹患者の多くは大人で、男性が女性の3倍 以上となっており、男性は30歳代に最も多く、女性では20歳代が最も多い状態です。つまり、子どもをもつ可能性のある世代で風疹が流行しているのです。 これから妊娠・出産を考えている人は、家族などまわりの人も含め、きちんとワクチンを接種して抗体を作っておきましょう。現在妊娠中の人は予防接種は受けられませんが、身近な人に出来るだけ予防接種を受けてもらい感染を防ぐようにしてください。また咳や唾で感染するウィルスなので、外出の際にはマスクを付けるなどして十分に注意しましょう。
小児科医 浦島崇監修
 
プール熱
小児科医 浦島崇監修
   
プール熱にご注意!
プールが始まる夏に流行することから通称【プール熱】と呼ばれる咽頭結膜熱。 プール熱はアデノウィルスというウィルスが原因の病気で、目やにやタン、唾液、便などから感染します。プールの水が汚染されて集団発生することが多く、主に夏の病気だとされてきましたが、温水プールが増えてきたことなどから、近年は季節にかかわらず流行するようになってきています。 プール熱に感染すると、まず38度以上の高熱が出て、その後咳や鼻水、のどの痛みと腫れなどが起こります。目やにや涙が出て目が痒くなるという結膜炎の症状が出るのも特徴です。 アデノウィルスは種類が多く、一度かかって抗体ができても、違うタイプのウィルスに感染することもあります。「プール熱に一年に2回かかってしまった」ということがあるのはそのためです。 プール熱には抗生物質が効かないので、解熱鎮痛剤や目薬など、症状を緩和させるための薬しか使えません。水分を十分に摂り、安静にして回復を待ちます。喉が痛くて食欲がなくなることも多いので、プリンや酸味の少ないゼリーなど、のど越しの良いものを少しずつ摂らせると良いでしょう。
プール熱の感染予防
風邪やインフルエンザと同じく、プール熱も手洗いやうがいが一番の予防策となります。同じタオルや洗面器を使うことでも感染するので、使いまわしをせず、洗濯も別々にします。プールに入った後にもしっかりシャワーを浴び、洗眼をしてウィルスを洗い流しましょう。
プール熱に感染したら?
一週間程度で熱も下がり回復しますが、その後2週間~1か月ほどは便や唾液中にウィルスが含まれているので、ママに感染しないよう、しっかり手洗いを行う事が大事です。
小児科医 浦島崇監修
 
小児科医 浦島崇監修
  昨今、RSウイルスの感染患者が増えていて、全国の小児科の報告では、週に4000人以上が診察を受けているそうです。 RSウイルスは2歳までにほぼ全員が感染し、その後、何度も感染する身近な病気です。年間2万人がこの病気で入院しています。 症状は風邪とよく似ていて、鼻水などの軽いものから重い肺炎まで様々ですが、 初めて感染する子どもは重症になりやすいので注意が必要です。 特に1歳までの子や、心臓・肺・神経・筋肉・免疫機能に問題のある子は、 呼吸困難や細い気管支が腫れる細気管支炎、 肺炎といった重い症状が出やすく、 また合併症で中耳炎になる事もあります。 早産児など危険性の高い子には、予防に重症化を抑える薬を注射しますが、 RSウイルスにはワクチンや特効薬がなく、 基本的には対症療法になります。 ★感染経路は、くしゃみやせき、ウイルスの付いた手指からで、潜伏期間は4~6日間。 一見すると単なる風邪と区別がつかないので、大人がRSウイルスに感染しながらも、 気付かず赤ちゃんに接触して感染する事があります。そのため子どものいる家庭では、感染予防に次のことを行いましょう。
RSウィルスの感染予防
・マスクをする ・手や指を石けんで洗う、アルコールなどで除菌する ・おもちゃやベビーグッズを、アルコールや塩素系の消毒剤で除菌する 人ごみの中や子ども同士の接触でも同様に、マスクの着用、手洗いを徹底させてください。
RSウイルスに感染したら?
もしRSウィルスに感染した場合は、ウィルスを外に出すことが回復の近道です。 鼻水はこまめに吸引し、熱は冷やしましょう。水分補給も重要です。 初期症状は風邪と一緒なので、RSウィルスか判断に迷ったときは、重症になる前に病院で検査しましょう。
小児科医 浦島崇監修
 
小児科医 浦島崇監修
冬になるとインフルエンザや風邪などの色々な病気が気になりますよね。 そんな中、ノロウイルスが流行する兆しを見せています。 ノロウイルスに感染すると激しいおう吐、下痢、腹痛、発熱、頭痛などの風邪のような症状が出て、 通常は1~3日で症状が改善しますが、抵抗力の弱い子どもや高齢者などは 重症化し命を落とす危険もあります。 感染力が非常に強いものの抗ウイルス剤がないので、かからないように注意するしかありません。 赤ちゃんは手指をなめたりしますし体力も少ないので、大人以上に気を付ける必要があります。 また一度感染しても免疫抗体が長く続かないので、感染しやすい環境を変えない限り 流行中は何度もノロウイルスが体内に侵入してしまいます。
ノロウイルスの感染予防
ノロウイルスには、石鹸やアルコールといった通常の消毒はほとんど効きません。 完全に失活化するには、次亜塩素酸ナトリウムや加熱といった方法になります。
調理器具等
洗剤などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭くとウイルスを失活化できます。
まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル
熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。
二枚貝
二枚貝などを取り扱うときは、専用の調理器具(まな板、包丁等)を使用するか、 調理器具を使用の都度洗浄、熱湯消毒する等の対策により、他の食材への二次汚染を防止するよう、 特に注意するよう気をつけましょう。
枕、衣類
ノロウイルスは枕や衣類の表面でも数週間は生存します。 寝具や衣類は家族全員分を、洗い直して家庭内の感染拡大を防いでください。
赤ちゃんがノロウイルスに感染したら?
突発的な嘔吐や下痢を繰り返し、発熱がある時はノロウイルスに感染している疑いがあります。 特に赤ちゃんの場合は嘔吐よりも下痢が長く続くことが多いです。 下痢や嘔吐で脱水症状になりやすいので、医師の指導のもとでイオン飲料や水分補給をします。 嘔吐が続く間は、何も口にさせない方が良いと医師から指導されるケースもあります。 または脱水症状が進行していれば点滴などの処置をとることもあります。 赤ちゃんの脱水症状は命に関わる事もあるので、必ず医師の診察を受けて下さい。 母乳で育っている赤ちゃんは、いつも通り母乳をあげてOKです。 ミルクより母乳の方が胃腸への負担も少ないので 嘔吐がある場合も、1回の量を少なめにしてこまめに授乳しましょう。 症状が回復に向かっても、ノロウイルスは3週間程は生きている可能性があり、 便や嘔吐物から排泄されます。 ママの2次感染を防ぐため、おむつの処理をしたときは手をよく洗うなどして、十分気を付けてください。
ママがノロウイルスに感染したら?
ママが感染した場合は、嘔吐や便の処理をする際には適切な方法をとり、 赤ちゃんに移らないように気を付けてください。 感染している場合でも母乳は赤ちゃんにあげて大丈夫です。 母乳からウイルスがうつる事はなく、むしろママの体内で作られた抗体が赤ちゃんへ移行するので 赤ちゃんの感染予防になったり、感染した時も症状が軽く済む可能性があります。  
小児科医 浦島崇監修

秋・冬の病気予防法

秋は寒暖の差がとても激しい季節。 朝晩の外出の時には、羽織れるものを持って、温度調節ができるようにしたいですね♪ また、冬は感染症の予防がポイント。 お部屋の温度と湿度の管理はしっかりとしたほうがベター♪ インフルエンザの流行時期は手洗いをしっかり行うことや、人ごみを避けるなどして対策をしましょう!

室内環境

お部屋の温度は23度ぐらいを目安に インフルエンザウイルスは、寒くて乾燥した空気を好みます。暖房などを使用し、部屋の温度を23度ぐらいを目安に保ちましょう! 暖房時は換気を忘れずに! 暖房器具を使用している場合、窓やドアを開け1時間に1回は換気をしましょう★ 湿度は60%を目安に のどが乾燥すると、風邪を引きやすくなります。加湿器を使用するなどして、部屋の湿度を保ちましょう。洗濯物を部屋の中に干すことも、保湿効果がありますよ!

重ね着で調節♪

重ね着で調節を 暖房の効いた部屋では、厚着をしてしまうと、あせもになってしまうことがあります。薄着を心がけ、重ね着で調節しましょう! おなかが出ない洋服を… 赤ちゃんが活発に動き出すと肌着がはだけてしまうことがあります。おなかが出ないつなぎの肌着が暖かくてとても便利! 上着を脱ぎ着させて 冬は、外と室内の温度差が激しくなります。汗をかくと、後で冷えてしまい体まで冷やして風邪を引きやすくなってしまいます。上着はこまめに脱ぎ着させましょう!

肌のお手入れ

肌の保湿と清潔を心がけて 食べこぼしなどで口の周りを汚したら、お湯で絞ったガーゼでふきとりましょう。肌のかさつきが気になるときは、保湿剤でケアをしてあげましょう♪ お風呂の温度は39度を目安に お風呂の温度は39度を目安にしましょう。また、部屋は暖かくても、脱衣所や浴室の中などは寒いことがあります。入る前に暖めておくといいですよ♪ 保湿剤でケアを お風呂上りは肌の乾燥が進みますので、保湿クリームや乳液などを塗ってケアをしましょう。もし、保湿剤などでケアしてもカサカサが治らない時は、お医者さんを受診するのをおすすめします!

食事

夜中の授乳には暖房器具を 夜中の授乳は、ママも赤ちゃんも体が冷えてしまいます。寝室にはすぐ暖まる電気ヒーターなどを用意しておくとよいでしょう♪ 離乳食やミルクの温度は普段どおりで 冬でも、離乳食やミルクの温度を高めにする必要はありません。やけどなどをしてしまう恐れがありますので、普段どおりの温度で大丈夫です。 石けんで手洗いを! 調乳や調理前には必ず石けんでよく手を洗いましょう。 インフルエンザウイルスやロタウイルスも洗い流すことができます!

おむつの交換

おしりふきは暖めて 冷たいおしりふきは、赤ちゃんが嫌がりびっくりしてしまいます。事前に暖めておくか、お湯で絞ったガーゼなどでふきましょう! 下痢のおむつには取扱い注意 ロタウイルスなどにかかると、うんちの中にウイルスを排出します。ママも感染しないように、おむつはきちんと処理をしてしっかり手洗いをしましょう! 下痢のうんちは洗い流して 下痢に含まれる成分が肌を刺激し、おむつかぶれの原因になることがあります。ガーゼなどでふき取るより、シャワーで洗い流したほうが安心♪
 
小児科医 浦島崇監修
 
PAGETOP
公式LINEお友だち登録
Copyright c SEASTAR Corporation All Rights Reserved. > プライバシーポリシー