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乳幼児の頭痛

乳幼児の頭痛

小児科医 浦島崇監修

 
頭痛は大人によくある症状であり、乳幼児にとっては関係のない病気だと思われがちです。しかし、頭痛は年齢を問わず、乳幼児などの小さな子どもにも症状が現れます。ただ、「頭が痛い」と口に出して症状を適切に表現できない場合が多いため、親や保護者が頭痛であることを気づかないケースもあるでしょう。小さな変化やサインを見逃さないように、お子さまの様子をよく観察しておくことが大切です。
 

頭痛の種類と症状

子どもが頭痛を発症している可能性がある場合、顔色が悪い、元気がなくなる、痛そうな表情をする等の症状が見られます。ただし、これらの症状は他の病気とも重なることが多いため、親や保護者にも判断が難しいことも多いでしょう。子どもが発症する頭痛の種類・症状について確認し、適切な対応を心がけるようにしてください。

お緊張型頭痛

頭や肩、首の筋肉の緊張・ストレス等によって引き起こされる頭痛です。近年生活習慣の変化から、子どもでもスマホやゲームで長時間同じ姿勢が続くことで発症するケースが増えてきています。頭の両側が締め付けられるような痛みが生じ、片頭痛のように動けないほどの重い痛みはありません。
片頭痛は体を動かすと痛みがひどくなるのに対して、緊張型頭痛はストレッチをしたり入浴したりして首を温めてあげると症状が緩和されます。

鼻閉に伴う頭痛

感冒の機会が多い子どもでよく見られる鼻閉も頭痛の原因となります。感冒症状い伴って前頭部の痛みが数日間続く場合は副鼻腔炎を合併している可能性があります。医師の診断を受けましょう。
 

頭痛で受診する目安

子どの頭痛がどの程度重いものなのかを判断するためには、子どもの行動や反応を注意深く観察することが大切です。たとえば、子どもが頭痛を訴えつつも通常通りに遊んでいるようなら、その頭痛は比較的軽度のものと見て良いでしょう。しかし、次にあげる症状が見られた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

☑ 発熱
☑ 嘔吐を繰り返す
☑ 意識がはっきりしない
☑ 突然の激しい痛みがある
☑ 目の充血や痛み

頭痛の治療と投薬

子どもの頭痛は大人と比べて軽症のことが多く、必ずしも薬物療法を必要としません。軽度から中程度の頭痛の場合は、睡眠をしっかりとり、水分等を補給するなどして様子を見ることで治癒することも多いです。一方、頭痛が慢性化している場合は、医師の指導のもとでアセトアミノフェンなどの薬物療法を検討します。またゲームやスマホの使用も制限することが重要です。

保護者の観察が大切です

子どもが自分の身体の症状を上手に伝えられるようになるのは、だいたい5歳くらいからだと言われています。頭痛の症状があるか、どのくらいひどいか判断し適切な対処をするには、本人の様子を日頃からよく観察しておくことが必要です。例えば、頭が痛い様子があるが、いつものように遊んでいるといった場合には、軽度のケースが多いです。一方発熱があったり、嘔吐が見られたりする場合、意識がしっかりしていない等いつもと変わったところがある場合にはすぐに受診するようにしてください。
 

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