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RSウイルスとSIDSとの関連性とは

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RSウイルスとはどんな病気?

RSウイルスは、生後1歳までに70%以上、2歳までにほぼ100%が初感染を受けるといわれています。米国においては感染者の30から40%において感染症を発症し、1~3%が重症化し入院するという報告もあり、小児での入院患者の中で最も大きな原因病原体です。

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海外の報告によれば、10万人当たりの年間死亡率は1歳未満で5.4人(インフルエンザで2.2人)、1-4歳で0.9人(インフルエンザで1.1人)と乳幼児の死亡の原因疾患としてはインフルエンザを凌駕する疾患です。米国において毎年2000人が亡くなるとされているなど、時に重症になることがあります。重症になる疾患は多岐にわたり、細気管支炎や重症肺炎といった重度呼吸障害がもっとも主体で、突然死、脳症、心筋炎もおこることがあります。特に基礎疾患の有無や早産児が重症化の原因となりますが、基礎疾患のない小児例においても多数の重症例がいることが確認されています。

細気管支炎や重症肺炎で入院になる原因で最も多く、重症例では、喘鳴、呼吸数の増加や陥没呼吸など呼吸困難を呈してきます。乳児では無呼吸発作をおこすこともあります。鼻汁も強く、哺乳力の低下から脱水も悪化の原因になります。

治療と医療機関での予防方法

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RSウイルスに感染した場合の治療は、酸素投与、輸液、呼吸管理などが中心です。気管拡張剤およびステロイドの効果については多数の臨床研究がなされています。

RSウイルスはSIDSとの関連性も

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SIDSの診断基準が変更前の古い報告によれば、Sudden Infant Death Syndrome (SIDS)の関連ウイルスとして、RSウイルスはインフルエンザウイルス、エンテロウイルス、パラインフルエンザウィルス等と並び報告されています。古い報告では、免疫染色によれば2歳以下の乳幼児の死亡のうち18.2%にウイルス感染を認め、その内の約1/3がRSウイルスであったとされていました。SIDSの季節的発生率はRSウイルスの流行に一致することも知られており、乳幼児の突然死の一部にRSウイルス感染関連死が含まれていると考えられています。突然の変化は、窒息や中枢神経感染、心筋炎、代謝異常などが病態として推察されています。

RSウイルスの予防法

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RSウイルスの感染ルートは、主に濃厚接触や分泌物に汚染された表面への接触です。予防には感染者との距離を保ち、病院や施設では隔離をガウン手袋にて対応します。

RSウイルスは、消毒薬に弱い性質を持つため、次亜塩素酸ナトリウム、消毒用アルコール、イソジンなどポピドンヨードが有効です。感染期間は3~8日(乳幼児や免疫に問題がある場合は3週間程度持続)で、発熱・咳などの症状が安定し、全身状態の良い者は登園(校)は可能となります。


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