風疹
ママと赤ちゃんが気を付けなければならない感染症、それが風疹です。特に、お腹に赤ちゃんがいるママにとっては、とてもリスクが高い病気なんです。来の新しい命を守るために、風疹とはどんな病気なのか、みなさんにお伝えします。
風疹は、5~9年毎に、春から夏にかけて大流行するウイルス感染症です。感染してから発症するまで2~3週間潜伏期間があり、その後は全身にわたる発疹、発熱、リンパ節の腫れ等、いろいろな症状が表れます。こどもの場合、脳炎を併発して、脳に後遺症を残してしまうこともあります。でも、風疹に一番気を付けなければいけないのはこどもじゃなく、実は妊婦さん!
なぜかというと、妊娠10週までに風疹ウイルスに感染すると、90%の赤ちゃんに心疾患、難聴、白内障などの症状が表れるからでお腹に赤ちゃんがいるママにとって、風疹はとてもキケンなのです。
風疹を予防するには、ワクチン接種以外に有効なものがありません。効果的な接種方法は、1歳、小学校入学前、中学1年生、高校3年生の時にそれぞれ一回ずつ風疹ワクチンを接種することです。でも、妊婦さんは予防接種を受けられないんです。なぜかというと、実際の風疹ウイルスを注射する生ワクチンなので、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えるおそれがあるからです。妊婦さんは風疹にかからないように、なるべく人ごみを避けて生活しましょう。また、妊婦さんのご家族は、必ず予防接種を受けてください。周りの人の思いやりで、ママと赤ちゃんの健康を守りましょう。
「【ふうしん】って聞いた事はあるけど、どんな病気か知らなかったな~」という人が多いのではないでしょうか?風疹は、自分自身の心がけと、周りの人の気遣いで予防する事ができます。でも、どんな病気か知らなかったら、どうやって予防すればいいかもわからないですよね。ママと赤ちゃんの健康のために、病気について正しい知識を身に付けていきましょう!