自家中毒
「自家中毒」という言葉を知っていますか?
正式には、周期性嘔吐もしくは、ケトン血清嘔吐と言います。
症状
何度も嘔吐頭痛ぐったりあくびりんごの腐った口臭顔色が悪くて手足が冷たい
原因
風邪などで体が疲れている時や、過度の緊張などで、ブドウ糖がエネルギーとして使われるはずがうまく使われずに、脂肪をエネルギーとして使われる時に、血中ケトン体が増えます。
よくあるのが、遠足の緊張、胃腸炎になったあと、遊び過ぎの疲れ、親に怒られる、夕食を食べずに寝てしまった時。
かかりやすいのは?
2〜10歳 男の子に多い
痩せ課題に多いまだ脳や、自律神経系が未熟であるため。
ホームケア
もちろん、医師の診察を受けて診断をしっかりしてもらいましょう尿検査をするとすぐに分かることが多いです。
その上で、何度もなってしまう方は、もしかしたらこれかも?と思う時はこちらのホームケアをしてみてください。
① 糖分の入ったモノを少しずつ取ること
飴や糖分の高い水分を少しずつとること。体は飢餓状態にあるため、子供は一気に飲みたがりゴクゴク飲みますが、そうするとまた嘔吐をし悪化します。そのため、水分の場合には、この少しがポイントです!吐かせないように飲ませるのがコツ!氷砂糖や飴を舐めさせられる年齢であれば、舐めさせる方がゴクゴク飲むことを抑えられます。
② 吐き気止めを使用する
吐き気止めを病院でもらっている場合には、まずは吐き気止めを使用しましょう。
口から取れない場合には、坐薬をもらっておくのも良いでしょう。
③ 病院へ
①②共に難しい場合には、病院に行きましょう。脱水が進むほど家でコントロールするのが難しく、病院で点滴が必要になるのことがあります。だいたいのお子さんが、点滴をした後、すぐに元気になり、今までのは何だったのか?となることが多いのが特徴です。本当の胃腸炎での嘔吐ではここまで劇的に良くなることはありません。胃腸炎かと思って点滴したり良くなったという方は意外にもこの症状の場合が多いのです。