妊娠初期に現れるサイン
女性の体は女性ホルモンの影響を常に受けており、特に妊娠・出産の時期には様々な変化が訪れます。妊娠超初期~妊娠初期の体に起きる変化は個人差がありますが、だいたい妊娠4週目以降から様々な症状が現れると言われています。
「もしかして妊娠かも?」と思ったら、体へ起きるサインを見逃さないようにしましょう。
妊娠の兆候はさまざまな形で女性の体に現れます。月経が遅れたり、いつもと体調が違ったりなど、妊娠が疑われる方は下記のリストを参考に、自身でできるセルフチェックを確認してみましょう。
☑ 生理予定日が1週間以上遅れている
☑ 基礎体温の動きに変化があった
☑ 37℃台の微熱が続いている
☑ 強い眠気を感じる
☑ 肌荒れ、しみ・そばかすが増える
☑ ニオイに敏感になっている
☑ 食欲がなくなる
☑ 嗜好がかわる
☑ おりものの量が増える
☑ 乳房が張り・痛みを感じる
上記に加えて、妊娠のサインの一つとして「着床出血」についても知っておきましょう。着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床するときに起きる出血です。生理のような出血症状ですが、生理にしては経血が少量であり、期間も短いことが特徴です。およそ4人に1人ほど着床出血が起きるとも言われています。
妊娠の心当たりがあり少量の出血が1,2日程度あった時などは、着床出血の可能性が疑われますので、妊娠検査薬を使って検査をしてみましょう。
しかし、出血はまれに重大な病気が伴う場合もありますので、安易な判断は禁物です。普段と違う出血があった場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
妊娠初期は胎児の脳や心臓などの機関が形成されるとても重要な時期です。胎児が外からの影響を受けやすい時期でもあるため、先述のような妊娠の兆候が見られた場合は妊娠検査薬で妊娠を確認することが大切です。
妊娠検査薬はドラッグストアなどでも手軽に手に入ります。最近では市販の検査薬の精度もとても高くなっていますので、妊娠が疑われる際にはまず自宅で検査をおこなってみると良いでしょう。
生理が周期的に来ている方なら、生理の予定日から1週間~10日ほどで妊娠検査薬を使うことができます。生理予定日に近いと、妊娠の陽性反応が正しく出ないこともありますので、陰性の場合でも生理が来ない日が続いたら再度検査を行ってください。
市販の妊娠検査薬で陽性反応が出たら、早めに産婦人科を受診するようにしましょう。検査薬はあくまでも陽性判定をするためのものであり、産婦人科で妊娠の状況を確認することが重要です。ただあまりに早期では病院でも正確な診察ができない場合もあるためで、最終生理日から5~6週間後の受診がちょうどいいタイミングです。
産婦人科では、陽性反応があった方には尿検査及び経腟超音波検査と内診を行います。子宮内に胎嚢、胎芽、心拍の確認がされ正常な妊娠が確定します。