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ミルクの作り方と哺乳ビン消毒

ミルクの作り方と哺乳ビン消毒について

滝吉先生監修

ミルクを作る際の沸騰時間はどのくらい?

ミルクを作る際の沸騰時間はどのくらい?
ミルクを作る時の水は沸騰させて、冷ましたものを使いましょう。
沸騰時間はできれば約10分間以上行ってください。(ぐつぐつと沸騰し始めた後10分間)

しっかりと沸騰した方がよい理由は次の通りです。
①殺菌用に水に含まれているカルシウムの臭気をとり除くことができる
②ボツリヌス菌などの芽胞のある菌をふくめ病原体を殺菌させることができる
※念入りな殺菌作業は赤ちゃんの免疫が低い生後4か月頃まででOKです。その後は10分間の沸騰は不要です!

ミネラルウォーターを使用する場合には硬水or軟水?沸騰は必要?

硬水はカルシウムやミネラル含有量が軟水よりも高い特徴があります。ミルクのバランスが崩れてしまうことがありますが、硬水で絶対に調乳してはいけないというわけではありません。ミネラルウォーターを使用する場合も、水道水の時と同様に煮沸は必須です。
しかし日本の粉ミルクは水道水で作る前提で成分を調整してある場合がほとんどです。ミルクを作る際は、ミネラルウォーターよりは水道水を使う方がおすすめです

 

70℃以上のお湯を冷まさずに調乳するとどうなる?

調乳の際にはいったん100℃以上に沸騰させたお湯を、70℃まで冷まして粉ミルクと混ぜます。100℃に近い高温のお湯では、栄養成分のうち一部が熱変性をおこすなどの可能性があるためです。
一方70℃よりも低い温度では、もしもクロノバクターサカザキ菌などの雑菌が発生していた場合に病原体となり危険です。

 

哺乳瓶を初めて使用する際には消毒が必要?出先で購入し、使用する際には?

4か月未満であれば消毒が必須です。
出先の使用する場合には、適正な濃度の次亜塩素酸ナトリウム液を保存袋などに入れ、その袋の中に哺乳瓶を入れて消毒をする方法があります!できる限り自宅から消毒済みの哺乳瓶を持っていくようにしましょう。

 

赤ちゃん用の水等、加熱殺菌しているものであれば沸騰は不要?

調乳を赤ちゃん用の水で行う場合には、加熱殺菌されているので沸騰は不要です。ただし、ミルクを溶かす際には、70℃以上にしておくことが必要です。

 

哺乳ビンの消毒後匂いが気になる…水で洗い流しても良い?

せっかく消毒した哺乳瓶は、水で洗い流さずに使ってください。抵抗力の弱い4か月を過ぎた頃からは、水で洗い流した後使用しても問題ありません。
次亜塩素酸ナトリウムは規定の濃度で使用すると、ミルクと混ざった際に「塩」に変化します。匂いが気になると、赤ちゃんが消毒液を口にするのでは…?と心配になるお母さんも多いですので、気を付けてください。

 

正しいミルクの作り方

(WHOより)
①綺麗に手を洗う。

②哺乳ビンを消毒液から取り出す。事前に乾燥機にいれて乾かして置いてもOK。
(薬液につける消毒方法の場合も、電子レンジの場合も同じく専用のトングで取り出す。)

③よく哺乳ビンの水気を切る。
粉ミルクの場合:付属のスプーンを使用し、月齢の規定通りに測り、哺乳ビンにミルクを入れる。
キューブタイプの粉ミルクの場合、スプーン不要でカンタンに調乳できるが、細かい調整はできない点に注意。自己判断で薄めたり、濃くしたりはやめましょう。

④一度沸騰させた後、70℃まで冷めたお湯を出来上がりの量2/3位まで入れる。
乳首とカバーを取り付け、円を描くように振り、ミルクを溶かす。

⑤出来上がりの量まで、煮沸後のお湯もしくは、赤ちゃんの水(加熱殺菌されているもの)を追加する。
※ミルクを溶かす時のみ、お湯の温度が70℃以上であれば大丈夫です。赤ちゃんの水は時短や節水のためにも便利です。事前に煮沸後のお湯を冷ましておいても良いでしょう。

⑥ミルクを冷ますときは、哺乳ビンの外側から、水に浸すなどして冷ます。

※特にプラスチックの哺乳ビンの時には、温度が分かりにくいため、必ず、自分の腕の内側の皮膚に数滴垂らして温度を確認しましょう

 

ミルクの作り置きは大丈夫?

ミルクの作り置きは雑菌が増える恐れがあるため、避けてください。調乳後、約2時間以内には飲ませてあげましょう。ミルクが残ってしまった場合には、廃棄して新しいものを作り直してください。免疫力の低い赤ちゃんを守るためには、いつも新鮮なミルクを飲ませましょう。

 

人肌って何度?

WHOや厚生労働省によると、「人肌」は36℃~40℃と言われています。

 

「赤ちゃんの水」とは?

一般的に「赤ちゃん用の水」と言われているものには、"赤ちゃんに適しているという意味での軟水"を示す場合と、"赤ちゃんのミルクを作る際に加熱殺菌されている水"を示す場合の2種類があります。
一概に赤ちゃんと言っても、前者の軟水である場合には、煮沸が必要になるので注意してください!

滝吉先生監修

HEALTHCARE 赤ちゃんのヘルスケア情報


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